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CPGや脊髄機能を臨床に活かす考え方 レポート③

こちらは、歩行ナイトセミナー「CPGや脊髄機能を臨床に活かす考え方」のレポートになります。
「まずは基礎から知りたい!」「動画の内容を簡単に知りたい!」という方におすすめです。

前回のレポートはこちら!➡レポート②

今回は【Ⅰb促通】から解説していきます。

10.Ⅰb促通 

下腿三頭筋が収縮すると、腱紡錘が伸長されます。腱紡錘からの情報はⅠb線維を介して脊髄に送られます。歩行中は荷重がかかっているため、抑制されずに促通されます(※)。よって下腿三頭筋の収縮力が強まり、強い蹴りだしが行われます。

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※ Ⅰb促通→レポート②(支持性に必要な歩行に関わる脳内機構)

11.反回抑制(自原性抑制) 

下腿三頭筋で強い収縮が起きた後に、下腿三頭筋のα運動ニューロンから出ている軸索側枝が働き、介在細胞の1つであるレンショウ細胞に情報を送ります。レンショウ細胞が働くと下腿三頭筋のα運動ニューロンの活動を抑制させ、下腿三頭筋の収縮力が弱まります。

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12.脱抑制

レンショウ細胞は、前脛骨筋のα運動ニューロンを抑制していた、抑制介在細胞の働きも抑制します。抑制介在細胞が働かなくなると前脛骨筋の収縮が強まります。ここで屈伸の切り替えが行われ、対側の下肢を降り出す相(ISw)につながります。

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13.脳卒中片麻痺患者様の場合

脳卒中によりCPGがうまく働かないと、屈伸の切り替えが円滑にならず、主動作筋・拮抗筋が同時収縮することがあります。

例えば、前脛骨筋の収縮力が弱まる場面でも強いままになり、蹴りだしがうまく行えないことや、蹴りだしの後に下腿三頭筋の収縮力が弱まらないことで、振り出しの時に躓くことがあります。


14.治療に活かすには

下腿に着目した中、CPGを働かすポイントの1つとして、下腿三頭筋の強い収縮が必要でした。しかし、歩行の中で強い収縮を出すめには条件が必要です。それが足の指(足趾)を使えているかです。いくら下腿三頭筋の強い収縮が出せても足趾で支えられないと強く蹴りだすことができないのです。

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セミナー動画では足趾を用いた下腿三頭筋の使い方についての練習方法も紹介されています。さらに臨床応用の方法も紹介していますにので、ぜひ参考にしてください。

今回のセミナーレポートはここまでです。
次回は【方向転換の構成要素と脳機能のメカニズム】から解説していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

~近日ナイトセミナーのご案内~


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