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一足早い春に聴きたい曲/マイ・ピュア・レディ/赤いスイートピー

少しずつ春めいた日も増えてきた今日この頃。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビもモーリーです。

連日撮影現場直行の日々が続いていてなかなか一息つくことのできない状態なのですが、こんな時こそ大好きな音楽の話題で春を感じようと思いnoteに向かっています(笑)

今回はこの時期になると聴きたくなる一足早い春の曲を紹介したいと思います。

マイ・ピュア・レディ/尾崎亜美

大・大・大好きな春の一曲はこれ。尾崎亜美さんの『マイ・ピュア・レディ』。メロディー、歌詞、編曲、全てが最高なこの曲は、毎年早春になると必ず聴きたくなりますし、必ず心の中で口ずさんでいます。

イントロのフルートとエレピ(エレクトリックピアノ)の音を聴いただけで気持ちがキュンってなってしまうのはなぜでしょうか(笑)

発表当時を知らない私でさえこの曲にこれだけ魅了されてるということは完成度が非常に高い曲だと思うのですが、当時この曲は資生堂のCMソングだったそうです。(70年代後半から80年代前半の化粧品メーカーのCMソング(タイアップソング)は今聴いても全く古さを感じさせないいい曲が本当に多いです。City Popがお耳に合う方ならぜひこの時代のCMソングをディグって見てください。お洒落で素敵な曲の宝庫ですよ!!)

歌詞も超かわいくていいんですよ。

あっ 気持ちが動いてる
たった今 恋をしそう
(マイ・ピュア・レディ歌詞抜粋)

こんな短い言葉なのに、春のトキメキやキラメキ、ワクワク感を表現できるなんて素晴らしすぎます。

若い頃は春になると何か変われる感じといいますか、新しい出会いといいますか、何か期待に胸を膨らませたものです。その期待感と春の優しいまどろみを表現するかのようなエレピの音が非常にマッチした最高の春歌です。

赤いスイートピー/松田聖子

こちらも誰もがご存じの大名曲。松田聖子さんの『赤いスイートピー』です。この曲も大好きなんですよね。どこが好きか・・・この曲もメロディー・歌詞・編曲どれをとっても最高です。

まずは大好きな編曲ポイントから。ピアノから始まるイントロ。このイントロは松任谷正隆さんのもので、正隆さん自身の持つ春のイメージはこのピアノのようなキラキラしたものだというのをどこかで聞いたことがあります。

ちなみにイルカさんの『なごり雪』の編曲も松任谷正隆さん。この曲もイントロではピアノが使われ、こちらも正隆さんの持つ春のイメージで『赤いスイートピー』とよく似た感じのキラキラしたモチーフのイントロとなったそうです。

松任谷正隆さんから見えている春ってこんな感じの音がするのかなぁと思いながら『赤いスイートピー』と『なごり雪』を聴くとさらに楽しいですよ。

次は歌詞について。歌詞はいいとこばかりなんですよね。歌詞を書いたのは私の大好きな作詞家さんで元はっぴぃえんどの松本隆さんです。歌詞については全部語りたいくらいなのですが今回は特に好きな部分をピックアップして。

春色の汽車の乗って 海に連れて行ってよ
煙草の匂いのシャツにそっと寄り添うから
(赤いスイートピー歌詞抜粋)

ここだけでガツンって来ますね。どうして心を揺さぶられるか。私見ですが、この歌詞には状況を表す『色』『匂い』『動き(空気感)』が全部ほんのりと入っているからじゃないかなぁって思います。

【色】
『春色』=『春の日差しを浴びた様』
私の中で何となく菜の花畑の横を汽車が走る感じ。

『海』=『青』
やわらかい日差しでキラキラと輝く感じ。

【匂い】
『汽車の煙』『煙草の匂い』
煙たいものかもしれないけど、好きな人やモノの匂いなら我慢できる様子がうかがえます。

【動き(空気感)】
『汽車が走る様子』『汽車の煙』『二人がよそよそしく寄り添っている様子』
どの動きも決して早いものではなく、何となくゆっくりとした動き(空気感)のようなものが感じ取れます。

たった2行の歌詞なのに頭で情景が思い浮かべられるだけでなく、何となくこの主人公の女の子と男の子のキャラクターも垣間見れるといったとっても情報量の多い歌詞です。

女の子が何となく積極的なものこの2行の歌詞でわかりますよね。

メロディーに関しては歌詞に合わせて抑揚がついているところがより一層ドラマチックに情景を思い起こされる作用をもたらしているように感じます。

歌いだしから穏やかな調子でメロディが進むのですが、

何故 知り合った日から 半年過ぎても
あなたって手も握らない
(赤いスイートピー歌詞抜粋)

の部分から一気にメロディ・演奏共に盛り上がりを見せ、

I will follow you あなたに ついてゆきたい
I will follow you ちょっぴり 気が弱いけど
素敵な人だから
(赤いスイートピー歌詞抜粋)

の部分で気持ちの高ぶりと共にメロディー・演奏が爆発します。
メロディーと歌詞があっているってこういう事なんだなぁってわかる一曲ですね。

2曲とも大好き過ぎてまとまりのない文章となってしまいましたが、ドンピシャ世代ではない私をも魅了するこれらの曲。きっと普遍的な魅力を持つ名曲であることに違いないと思います。

春めいた日には皆さんも素敵な曲を聴きながら春を感じてみてはいかがでしょうか。

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