中小企業の採用広報動画は素が大事 ～自分の未来がイメージできる絵を学生たちに届けたい～

私たちぐっでぃテレビの企業PR広報に関する映像制作の中でも、よく制作させていただいているのが採用広報動画です。今回はその中でも中小企業における採用広報動画のお話をしたいと思います。

中小企業の採用動画の目的

知名度の高い大企業の場合、学生がもうすでにその会社の存在を知っているので非常に話が早いのですが、中小企業の場合そうはいきません。

中小企業の場合、全く自分たちの会社のことを知らない状態から「なんだかいい感じ。ここで働いてみたい。」と思ってもらえるまで持っていく必要があります。

会社選びをする時、非常に重要なのが「この会社で働いている自分がイメージできるか」という点で、いくら想像しても自分のイメージとフィットしないと、その会社に魅力を感じづらく次のステップに積極的に進みたいという気持ちがわきません。

学生は将来の自分の姿が漠然としていて当たり前。

高い志を持った学生もいますが、将来の自分の姿がイメージできない学生もたくさんいます。みんな自分の若い頃を思い出してください。今の自分の姿が想像できましたか。

将来の自分の姿がイメージできない学生が決して能力が低いわけではありません。ただ自分はこんな大人になりたいという選択がまだできていないだけ。

仕事は生活の中で大きな割合を占めます。どんな仕事をどんなところでするかによってライフスタイルがある程度決まるといっても過言ではありません。

いつか自分もこんな感じで仕事するのかなぁと想像が膨らむものであることが採用動画にとって重要なのではないかと思います。

出来るだけ会社の素を引き出す。

この会社で働いている自分をイメージしてもらうためには、出来るだけ会社の素を感じてもらう必要があります。

次から次へと案件を掛け持ち、目まぐるしい日々過ごす未来像を描く学生もいれば、チーム一丸となり一進一退繰り返しながらも着実にこなすような未来像を描く学生もいます。
都会で働きたい学生もいれば、地方で働きたい学生もいるのも事実。
つまり求めるものは千差万別。

自分の会社らしさや同業他社との違いって、業務内容だけではわかりづらいですが、仕事のやり方や、社風、先輩社員のキャラクターって、会社の数だけ違います。

万人受けなんて考えなくて大丈夫。届けたい人に届けることが大切です。
あなたの会社がどういう会社で、どのような人と一緒に仕事をしたいかをヒアリングし分析したうえで、映像構成を提案します。

渋さ、地味さも味です。大丈夫、自信をもって。

中小企業様の映像を制作させてもらうときに、たまに耳にするのが

「うちの会社、これといってセールスポイントがないんですよ。」
「うちの会社地味だからねぇ。なんとかなりますかねぇ。」
「採用映像を作ろうという話が出てるけど、見せる内容がなくてねぇ。」

という言葉。

大丈夫、自信を持ってください。必ずセールスポイントはあります。
目に見える派手さばかりが魅力じゃないんです。

一見地味に見える社風の中に、律儀で誠実な仕事ぶりがにじみ出ているじゃないですか。

一見自分たちにとってはなんの変哲もない技術かもしれませんが、この技術を使って仕事する姿めっちゃ渋いじゃないですか。
（自分が使えない道具や技術を自由に使いこなす人は他人からはめっちゃカッコよく見えます。）

一見何気ない社員同士のやりとりする姿、絶妙のチームワークで信頼関係に包まれているじゃないですが。

あなたの会社の素から、”素敵探し”を一緒に始めましょう。
私たち制作スタッフは外からあなたの会社を見ることが出来るので色々と良さを発見することが出来ます。
そしてあなたの会社の”素敵”が映えるよう、映像という”ちょっと綺麗なラッピング”でお包み致します。

”ちょっと綺麗なラッピング”映像をどう作るか。

”ちょっと綺麗なラッピング”である映像をどう作るか。

◆ リズミカルにアクティブに作る。
◆ 都会的でスタイリッシュに作る。
◆ トレンドを意識しお洒落に作る。
◆ 柔らかでオーガニックな雰囲気で作る。
◆ 匠や伝統など重厚感を意識し作る。
◆ 知的でアカデミックに作る。
◆ ビッグスケールで作る。　　　　　などなど

これら映像全体の雰囲気で学生から見た会社のキャラクターが決まります。これらの雰囲気はカット割りやBGM、映像中の全体的な色使いなどである程度、どの方向性へもっていくかをコントロールすることが可能です。

しかしあくまでもこれらの演出は中身を素敵に演出するラッピングであり、重要なのは中身であるあなたの会社の素であることは忘れてはいけません。

素の中に期待に包まれたワクワクを届けたい

素がないと求める人材と採用される人材のミスマッチが起こってしまいます。

採用された人が「こんな会社とは思わなかった・・・」と思うことはとても不幸なことです。

なので、私たちは自信をもって素の会社の姿を出してもらうことをオススメしています。自分たちではわからない、あなたの仕事の魅力的なところ、あなたの会社の素晴らしいところ、きっとあります。

素を知ってもらって、学生にはどんどん自分がそこにいるイメージを膨らましてもらいましょう。そしてワクワクを感じてもらえたならその学生はあなたの会社にピッタリの仲間ということです。

あとがき

嬉しいことに昨日アップした、ぐっでぃテレビの自己紹介noteを採用コピーライターのたいすくさんという方が「採用広報note、集めてみました（2020.05.27号）」というnoteで取り上げてくださいました。

そんなご縁もあり、今回は私たちぐっでぃテレビなりに考えている採用広報動画を制作するにあって意識している想いをまとめてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。