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素敵な在宅医療・介護

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#リハビリ

【介護保険】訪問リハビリをいつ始めるのがベストなのか?

お友達や、介護保険のスペシャリストであるケアマネージャーさんから、「訪問リハビリっていつ始めるのがベストなのか?」と、ご相談をよく受けます。 この疑問って当然なんですよね。ケアマネージャーさんはプランを作成しますが、ご提案するご利用者さんの「おサイフ事情」が必ず絡んできちゃいます。 さらに、ご本人、家族のご希望も無いのにリハビリは勧めるなんて時は結果がどう転ぶかも分からず、ドヤ顔でオススメしにくいサービスなんです。 ケアマネさんとしては、訪問リハビリを勧めたは良いけど、お

パーキンソン病の進行(訪問リハビリ目線)

パーキンソン病は進行性の病気です。現れる症状に個別性があります。 この個別性について、リハビリ目線で言い換えると、「進行はするが、人によっては[お薬+リハビリテーション]で症状をコントロールし、在宅生活を送れる病気」でもあります。 今回はその進行度を解説し、お薬の効果が現れているデータを示して、シンプルに解説します。 ・パーキンソン病の進行尺度である 「ホーエン・ヤールの分類」 ・訪問リハビリで一つの目安になる 「日常生活機能障害度」 ・薬物療法で日中に効果の差 「ウ

訪問看護ステーションの急拡大の秘訣とは? 医師/ケアマネ/利用者に選ばれるステーションになる為の考え方

今回は千葉県の訪問看護ステーション「さくら咲くGroup」の代表である天野様(以下敬称略)にインタビューさせていただきました。 さくら咲くGroupさんは開業から約2年半で3拠点へと拡大、訪問時間は直近の約1年半で3倍へと急拡大しているステーションさんです。また、SNS活用など新たな仕掛けもどんどん取り入れています。そんなさくら咲くGroupさんが、どのような経営方針で運営をなさっているのかお聞きしました。 2年半で3拠点、1年半で訪問時間3倍へ。 ゼスト まず、さくら咲く

【訪問リハビリ会話術】意欲を維持するために必要な目標設定時の会話!

訪問リハビリに限らず、セラピストと利用者さん(病院であれば患者さん)やその家族と一緒に、生活での困り事の解決、希望の実現のために”目標設定”を行います。 例えば、下肢骨折後に自宅退院し、屋外でもスムーズに歩けるようになりたいと希望されていた利用者さんがいたとします。 セラピストは、自宅から最も近くにあるコンビニエンスストアまでの往復400mの屋外歩行ができるという目標を設定しました。 目標達成に向けてリハビリを取り組んできましたが、歩くと足が重い、腰が痛いなど症状が出始

サービス担当者会議でリハビリ療法士に聞くべき5つのこと

タイトルで「お!あの会議のことか!」と分かる方は介護サービスに従事されている方、もしくはよっぽど介護保険を理解しているご本人、ご家族です。 正直に言います。リハビリ療法士でも「なにをする会議なの?」って分かってないことが多いです(そんなことも無いか‥)。 そんな療法士へ切れ味の良い刀(しつもん・ぎもん)を担いで、切り込んでいってもらいたい!という、わたしの願いがあります。その手厳しさが明日への良いセラピストを育てるんですね。 もし、今後にこの会議が開催される!となった場

要支援と要介護を分ける「唯一の壁」

生活期(維持期)を担う医療者であっても、案外介護保険を使うための介護認定ってどうやって決められるの?というルールを知らなくて、ケアマネージャーさんと話が噛み合わないセラピストが多くいます。 介護保険制度を理解しているセラピストは少数派それは当たり前の話で、理学療法士全体の1/10しか生活期の介護部門で働いておらず、しかも制度理解が必要な管理者となるとさらに1/10程度となります。そのため、介護保険制度を理解している理学療法士は100人に1人と言っても過言ではありません。(概

訪問リハビリは介護サービスの1/26でしかない

わたしが生活期リハビリテーションに10年以上たずさわり、気づいたことがあります。 それは、「リハビリのみでは何もできない」ということです。 わたしは自分のしごとはこれを選んでよかったと思ってます。だけど、好きであればあるほど「リハビリって重要」って思ってしまうんですよね。 どんな職業でも自分の業種は「必要」と判をおしたくなるものです。 ただ、この仕事もリハビリ療法士が増えてくるに伴って、残念なこともあります。強く競ってしまうんですよね。 ウチでリハビリやりませんか!

訪問リハビリの卒業(終了)について、わたしが思うこと

このnoteはhariさんの問題提起について、わたしが返信したコメントです。 hariさん、こんにちは いつも楽しみにnoteを拝読しております。 今回はわたしにとって、考えが変わりつつあるトピックであるため、個人の思いを綴ろうと考えました。 「終了」に関する議論・構造について個人的にながく考えてまいりました。 そして、私が立とうとする立場は「提供元によってかわるのでは?」という結論です。 要するに 「訪問リハビリは終了を選ぶ」 「看護ステーションは継続を選ぶ」 で良

事務スタッフが垣間見た在宅医療の世界

こんにちは、リカバリー企画情報ユニットの原口です。 この度、なんと私自身が同行訪問を体験してきました! リカバリーの隠れた(?)制度として、本社勤務のスタッフでも希望すれば同行訪問を体験することができます(*^^*) (もちろん医療的な処置は一切行わず、利用者様とお話したり看護師やセラピストの指示のもと更衣や歩行補助、体位変換時のお手伝いを体験するといった内容です) 1. 石神井公園事務所について私が同行訪問でお世話になったのは練馬ユニット・石神井公園事務所。 石神井事

訪問看護のリハと訪問リハは同じなの?

私は理学療法士ですが、訪問看護ステーションに勤務しています。 訪問看護ステーションに勤めていると言うと、一般の人からは「看護師さんですか?」と聞かれることも少なくありません。 一般の方がご存知ないのは当然のこととして、療法士の中でもこの辺を理解していない方は多いのではないでしょうか。 今回は混同されがちな訪問看護(理学療法士等の訪問)と訪問リハビリテーションの違いについて、現場の感覚からお伝えしたいと思います。 リハビリテーションだけど訪問看護訪問看護ステーションにお

訪問看護の一日‼️

病棟看護師から 訪問看護師となって 今年で四年目となりました(*^^*)⭐️ 訪問看護って 何するの?って ときどき聞かれるんですけど やることって その利用者さんによって違うので 「いろいろ」としか言えない(笑) 「耳鼻科の経験ないんです」とか 「小児科はわからないんです」とかが 通用しないので 最初は大変だなぁって思いました。 でも体って全部繋がってるし 全部の科を経験できるって とっても勉強になるんですよね! 思えば 色んなことがあったなぁと 思います。