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「ちょっと良い買い物」に繋がる認証マークをご紹介

このnoteのポイント
・お買い物のときに参考にしたいソーシャルグッドな認証マークをご紹介
・農産物は、レインフォレスト・アライアンス認証
・海産物は、MSC認証・ASC認証
・文具や木材を使った製品は、FSC認証®
・おまけ:ビオホテル認証

こんにちは、Good Tideメンバーの山下です。先日お買い物の時に気を付けたいキーワードについて書きましたが、皆さんお読みいただけましたでしょうか?

こちらを読んで、「事前に知ってからのお買い物ではなく、普段お買い物をしているときに、それが良いお買い物ってどうやって判断するの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時に頼りたいのが、「認証マーク」です。認証マークを知っておくだけで、日々の買い物の中で、判断に悩んだ時にそのマークがアドバイスとなります。

今回は日々の買い物やお金の使い方をちょっと良くする認証マークをご紹介します。

持続可能な農業を実践している農園に与えられる『レインフォレスト・アライアンス認証』

レインフォレスト・アライアンスの緑のカエルの認証マークは、農業事業者が監査を受け、環境・社会・経済面のサステナビリティを義務付けた基準に準拠していると判断されたことを意味します。
レインフォレスト・アライアンスのマークは、地球の環境バランスが崩れたときに一番に姿を消すと言われている敏感な生き物であるカエル、その中でもアカメアマガエルをシンボルとして使用しています。

レインフォレスト・アライアンス

このカエルのマークはローソンのMACHI cafeコーヒーや、マクドナルドのコーヒーで目にする方も多いかもしれません。

日々、なんとなく消費するコーヒーでもレインフォレスト・アライアンスのマークが付いた商品を選べば、持続可能な農業を営む農家さんを応援することになります。
まずは朝の一杯から、世界をちょっと良くしていきましょう。

海産物の消費が多い日本人として気にかけたい水産エコラベル『MSC認証』と『ASC認証』

「海のエコラベル」とも呼ばれる「MSC認証」は、その製品に使われている水産物が、海洋環境や水産資源に配慮した持続可能な漁業によって獲られたことを示しています。
もう一つの水産エコラベルが「ASC認証」。こちらは責任ある養殖によって生産された水産物であることを示しています。


エコラベル横CMYK.jpeg (1)

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MSCはMarine Stewardship Coucil(海洋管理協議会)の頭文字、
ASCはAquaculture Stewardship Council(水産養殖管理協議会)の頭文字をとったものです。
実は、マクドナルドのフィレオフィッシュのパッケージにはMSCラベルが付いているのです。

国内ではイオングループのプライベートブランドであるトップバリュがMSC・ASCラベル付き製品の取り扱いを拡大しました。
トップバリュは特設サイトも開設し、積極的に取り組んでいることが分かります。

現在、世界中で魚の消費量が増え、過去半世紀で2倍に増加しそのペースは衰えを見せていません。輸送技術の発達により食品流通の国際化が進展したことや、健康志向の高まりも水産物の消費を促進させたものと考えられ、天然水産物の34%が乱獲状態であり、資源に余裕があるのはわずか6%に留まっています。

その結果、漁獲量が激減し、2050年の寿司屋ではマグロだけでなく大半の魚が品切れ状態になると予想されています。
将来の海が豊かであるように、水産エコラベルがついた水産物を積極的に選んでいきましょう。

持続可能な森林管理から生産される木材とその製品に付与される『FSC認証®』

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木のマークがわかりやすいFSC認証®は、学校のノート等で子どもの時から目にしている方も多いかもしれません。
FSC®とはForest Stewardship Coucil®(森林管理協議会)の頭文字を並べたものです。

FSC認証®は、森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材に与えられる認証です。

森林伐採だけではなく、森林の放棄も問題が顕在化しています。違法に伐採された木材や、生態系を破壊している森の資源を利用をしてしまわないように、このマークがついた木材や紙材を選びたいですね。

ビオホテル協会の厳格な基準をクリアしたホテルに与えられる『ビオホテル認証』

普段のお買い物とは少し離れてしまいますが…。ホテルにも実は認証制度があります。
それが『ビオホテル認証』
Ideas for Goodの記事によると、ビオホテル認証とは下記のように定義づけられています。

環境や宿泊ゲスト、さらに従業員の健康などに意識を向ける志の高いホテルのこと。ドイツ・オーストリアのオーガニックや環境保全に取り組む宿泊施設や生産団体が集まり、有機認証団体のサポートを受けて2001年に「Die BIO HOTEL(ビオホテル協会)」が発足した。“BIO(ビオ)”はドイツ語でオーガニックの意。

日本でこの認証を取得しているのは、長野の「カミツレの宿 八寿恵荘」、福島の「おとぎの宿 米屋」、北海道の「Auberge erba stella(オーベルジュ エルバステラ)」の3軒だそう。

食・コスメ・エネルギーの3つの項目で基準を満たしていることが必要となっています。
確かに、アメニティ―類が小分けのものではなかったり、食べ物もオーガニックだったりすると、より心地よく過ごせますね。


いかがでしたでしょうか。普段目にする認証マークも、目にしない認証マークもあったかと思います。消費が応援であることを理解しやすい認証マークで、消費の基準は少しずつ良い方へ変わってきています。企業のご担当者さまであれば、自社商品・サービスが認証が取得できそうなものがないか確認してみましょう。

個人のみなさまは、少しずつ認証マークのついた商品を選ぶようにすると、世界にちょっとプラスな行動となります。一人の力をみくびらず、少しずつあなたの周りから世界を変えていきましょう。


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