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子供に練習してもらうには・・・

ピアノを習い始めたお子さんが
自分から練習を進んでやるということはとても珍しい。


これまで関わってきた生徒を見ても
特に低年齢であればあるほどその傾向は強く、
自分から進んで毎日練習するという生徒はなかなかいない。


また、保護者の方の関わりについても
お子さんと練習するときに子ども任せにするという
保護者の方も多いのも事実です。


ことピアノに関しては、
水泳やサッカーや体操などの習い事のように
その場所に行って活動に参加するだけで上達するということが
少し難しい習い事であり、
その分自宅でどの程度どのような練習がなされているかが
重要な習い事と言える。


お子さんというかピアノを習っている生徒が
小学校高学年や中学生となり、
自分で集中して練習ができるようになるまでは、
保護者の助けがあった方が良いように思う。


それは何も練習の全てにまたがって
内容をチェックするというわけではなくて良い。
ペースメーカーとしてお子さんのピアノ学習に関わっている
という程度でも良いのではないかと思う。


ピアノの指導者として気になるのは、
練習してくれないという保護者の悩みに
どう答えていくかということもある。


通っていただいている生徒さんに
そのような相談をされたら
1 毎日のうちで決められた時間に練習をすることを
 習慣づけるようにしてください。
2 一度にそんなに長い時間練習するということを
 期待しすぎないようにしてください
ということを伝える。


まずお子さんの年齢が低く、
まだピアノを習い始めたばかりや
小学校低学年のうちは
演奏する曲目も短く、1回の宿題についても
1つ1つの曲については短いものが多い。

むしろピアノの練習を習慣づけるためにあえて
短い曲で構成されているのではないかとも思える。
短い曲であるからこそ1日の中のちょっとした時間に
練習をできることができ、
その練習時間を集めると結構な時間ができるように
練習をするということができる。

生徒の中には、学校に行く前に5分
ピアノを練習してから行くという小学生の生徒もいれば、
幼稚園から帰ってきてすぐに一回ピアノを弾く
ということを習慣にしている家庭もあった。

いつも決まった時間に練習するように
そして何か毎日するようなことの前後に
練習を少し取り入れるという方法は
取り入れやすいのではないかと思う。

もう一つの保護者が思っているよりも練習してくれない
という問題は、保護者の期待感のあらわれでもある。

だが、お子さんの集中力は一つのことに対して
そう長くは続かないというよりも
曲自体が短かったりするために長く練習することが
逆に難しかったりもする。

その中で30分近くの練習時間を期待するのは現実的ではなく、
むしろ5分の練習時間を1日のうちに2回とることを
目指す方が練習の効率も上がったりする。

このように生徒がどのように練習しているか
どのように練習をしてもらうかということが
提案していただくと保護者の方も
練習について具体的に考えることができるし、
関わり方も「練習しなさい」だけでなく、
どうやったらいいのかということがわかりやすい。

保護者の方はピアノを楽しみながら続けていってくれる
ことを望んでいる方がほとんどで、
ただピアノの練習を習慣づけるということに
苦心される方が非常に多いように思う。

ただ、保護者の協力も得ながら、
お子さんが楽しみんがらピアノを弾くようになっていく姿や
この曲が弾けるようになりたいと願うお子さんの姿を
保護者の方は楽しみにしているのは間違いない。

レッスンで課題を出すことはもちろん
その練習の仕方や練習習慣の身につけ方まで
提案することができるようになれば、
先生としての価値も上がってくる。
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