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ピアノの営業が最も嬉しい瞬間!!!

「草のそよぎにも、小川のせせらぎにも、
 耳を傾ければそこに音楽がある。」バイロン(英国の詩人)


ピアノを含めて鍵盤楽器の営業をしている中で、
心から喜べることがあるのは、
販売した生徒が以前よりもピアノやエレクトーンのことを
どんどん好きになっていることを実感できるときです。


今日はそんな生徒さんのお話を。


ヤマハ音楽教室の中でも特別なコースに
ジュニア専門コースというコースがあります。


幼児科という4、5歳児からスタートする
ヤマハ音楽教室の2年間のコースが修了した後に
選んで進んでいくコースです。


ジュニア専門コースの特徴は、
グループレッスンと個人レッスンが併用されていること。
その特徴の一つは生徒が各自で作曲できるようになる
ということも一つの目標であることです。


ここでヤマハ音楽教室の目指している音楽教育は
どのようなことなのかというと、
自分の感情を音楽で伝えられるようになること
ということが目的の一つで、
自分の感情を、音楽で伝える方法の一つとして
自分が作曲した曲を自分で演奏するということが
できるようになることもヤマハ音楽教室が目指している
音楽教育でもある。


それを具体化したものが
ヤマハ音楽教室が行っている
「ジュニアオリジナルコンサート」というものである。


小さい子は幼児科で学習している中から、
そして成長した子は中学3年生までが
参加できるコンサートでもある。


僕が入社して5年が経過した頃、
ジュニア専門コースのあるクラスの営業担当になった。


自分もこのコースのクラスの担当になることは
初めてであること、当時はマネージャーではなく、
営業が一番のメイン業務。


最初はクラスの生徒に販売することが目的で
関わりを持っていたような気がする。


しかし、販売する楽器はグランドピアノや
エレクトーンの最上級モデルでもあり、
必要性はみんなわかっているのだが、
そう瞬時に購入したりするものではなく、
長く関わっていくことが必要な営業でもある。


そのクラスと関わっていく中で、
夏にはエレクトーンのコンクール、ピアノのコンクール、
秋にはエレクトーンのグループのコンテスト、
冬には先程のジュニアオリジナルコンサート、
春にはヤマハ音楽教室の発表会など
本人たちはもちろんご家族の方々と触れ合っているうちに、
楽器の営業するという意識はあまりなくなっていった。


保護者の方とも仲良くなりまた
生徒たちには、「くさもん」というあだ名をつけられ、
そういう発表の場にはいつもいるおじさんという意識なのか
良い結果もまずまずの結果も一緒に喜んだり、
悔しがったりする関係になっていった。


子供たちの成長は著しいもので、
僕の想像を超えるくらいに成長をしており、
今まで続いている生徒さんについては、
みんな音楽関係の進学を考えているというまでになった。


結果的には、このクラスの生徒さんたちに
楽器を購入していただいているのだが、
楽器を購入していただいたことよりも

音楽を一生懸命勉強してみよう!

という環境に自分から飛び込むという選択をした
彼女たちを素直に誇らしく思っています。


そんな彼女たちの演奏はいつも楽器を演奏するのが

心から楽しい!!!

というものが伝わってくる演奏で、
自分の立場が変わってきてどれだけ忙しくなっても
できる限りの時間を割いて演奏を聞きにいってしまう
くらいだ。


営業としては楽器を購入してくれたことは
本当に嬉しいことでもあるのだが、
楽器を購入してなくても、
彼女たちと関われたことは
自分の人生でもかなり嬉しいことの上位に入る。


そんなクラスの一人は先日ヤマハの業界でも
トップに位置するぐらいの演奏会での
出演の機会が与えられた。
(他のメンバーも色々なところで演奏する機会を与えられ
 ており、それも含めて本当にすごいクラスなのだ!)

彼女の演奏はいつも躍動感にあふれ
本当にその演奏を聞くだけで
こちらの心があたたまる。


本当は無観客コンサートでなければ
真っ先に応援に向かい、
生の演奏をしっかりと心に聞きたかった。


そんな彼女は
これからもずっと応援したい存在の一人だ。


なんの話をしていたかと思えば、
営業をしていて一番の嬉しいことは楽器を販売できたことよりも
それを通じて生徒が音楽をもっと好きになっていることが
わかったときだという話だった。

もちろん僕が関わっている生徒はこのクラスだけではない、

音楽高校に通っている生徒、

大学を卒業して社会人になっている生徒、

今まさにジュニア専門コースに通ってくれている生徒、

まだまだ多くの生徒がいて、
その全員が音楽を心から好きになってくれればと思っている。

というわけで自分も忙しいが
サックスを練習しよう!
と思った1日でした。


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