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当たり前を考える

「音楽には良い点がひとつある。音楽に胸を射貫かれても、痛みを感じないんだ」by ボブ・マーリー


今日は何を当たり前と感じるかが成果を決めるという話。


私はピアノの営業でもあるし、営業のマネージャーでもある。
幸いなことに今年の1月21日から同僚というか
指導する新入社員が入社した。


彼はピアノの演奏を専門的に学んだり、調律を学んで
実際に仕事としていたことがあるが、
ピアノの営業を専門的に経験したことがない。


そんな彼に対して大きく期待しているが、
最近この当たり前をどこにできるかということが
大事だという話をした。


僕の上司は関東で一番ピアノを販売していたということで、
業界の中でもすごく有名人でもあり、
同時に直接指導していただいた数少ない部下でもある。


そんな彼女の営業手法は訪問販売で、
圧倒的な成果を出していた。


その彼女と話をずっとしている中で
ある時気づいたことがある。


「この人は楽器ってすごく売れるものだ」

と思っていることだった。
彼女にとって楽器が売れるのは当たり前だった。


営業を初めてまもない僕にとっては
単価が最低でも50万ぐらい
グランドピアノの主力、C3サイズについては
200万程度する楽器がそんなに売れる
ということはどうしても当たり前に思えなかった。


しかし上司の影響力というのはとても強く、
色々な疑問をぶつけては的確な答えが返ってくる日常や、
彼女が伝えてくれた営業手法を自分でも実践していく中で、
どんどん楽器を購入していただけるようになった。


営業を初めて2〜3年程度経過して
彼女がコンスタントに達成していた目標を達成することが
できた年があった。
多分この経験を通じて自分の中でも大きく意識が変わったと思う。


なぜか楽器って売れるものだ
と思っている自分がいた。


その後、営業のマネジメントをするようになり、
最も成果を出している時期の約半分が自分の営業目標となり、
今も大体そのぐらいを目標としているが、
自分の中でこの数字は達成できて当たり前という感覚がある。


人は何を当たり前と思っているかで現実が大きく変わる。


それは営業の新人の育成にも同じだと思っている。


自分が彼に伝えることの焦点は
どうやったら彼の当たり前を変えることができるのか、

楽器って売れるものなんだな

と思ってもらえるかということだ。

同時に僕が楽器を販売した生徒さんたちの
相談に答えたりする時も同じだ。


もちろん具体的な方法や解決策をお伝えすることもあるが、
できる限りその中で
「当たり前」ということを変えられるようなことも
お伝えするようにしている。


人を変えるということはもちろんできないことなのだが、
何かのきっかけで

何を当たり前と捉えてくれるか

ということが変われば大きく生徒も成長していく。


ぜひ具体的なスキルだけでなく、

当たり前をかえる

という視点でも指導を考えると
生徒の成長や音楽の楽しさを伝えることが
今よりももっとできるのではないかと思っている。

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ピアノ教室の運営を安定させ、
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