さあ、孤独へまっしぐら

数年前、iPhoneの機種交換をした後、古い機種の設定を間違えて、iCloudに入っていた連絡先をごっそり消去してしまったことがあります。

その時は、かなりショックでしたが、数時間すると、何も感じなくなりました。理由は単純。日常生活に不便を感じないからです。300件以上の連絡先を登録していたのに、10年もすれば、90パーセント以上の人と何の連絡も取っていなかったことがわかりました。後生大事に連絡先を残していた自分に苦笑しました。

うつ病を経験したことを境に、人付き合いが面倒くさいと思うようになりました。連絡先を厳選すると、40件ほどになりました。まだ多過ぎますね。

人の集まりを避けるようになり、限られた人以外とは会わないと決めてから書いたのが、「コラム：友人は多い方が良いのか」でした。この記事に対して、２５件もの「スキ」をいただきました。この方々と地下水脈で心が繋がっている気がして嬉しいです。

「私も『うつ』になりました」の最終回(１０)でも書きましたが、私は今、ご縁をいただいた会社で仕事をさせていただいています。無理をせず、淡々と仕事をしていますが、職場内の人間関係が面倒で仕方ありません。声高に自己主張する人、他人への配慮が足りない人など気になって仕方ありません。病気になる前はこんなことは無かったのですが。

そこで、最近はあらゆる我慢ををやめました。仕事中に周囲が喧しい時は耳栓をしたり、空いてる会議室に移動して、一人黙々と仕事することもあります。周囲からどう思われても構いません。

そんな私の将来の構想は以下の通りです。

定年で会社を辞めて、老齢年金を60歳で繰り上げ受給をしながら、レコード鑑賞室を始め、小さなビジネスをいくつかこなしながら、食い繋ごうと思います。もちろん一人です。煩わしい人間関係はうんざりですから。

さあ、孤独へまっしぐら。