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サポートスタッフBB(Biwako Biennale)隊が大活躍 彦根の遺産とアートの融合を支える立役者
「作品の搬入から会場の受付、案内、清掃など、サポートスタッフである
ボランティアさんのおかげで、ビエンナーレは開催されています」
と語る、彦根商工会議所の安達昇さん 。
11月5日(木)、安達さんに紹介していただいた
ボランティアの小野隆さんにお話を伺いました。
小野さんは、主に会場の受付、案内をされています。
普段は彦根市 鳥居本地域で「鳥居本お宝発見隊」のメンバーとして、町おこしなどのボランティア活動を行なっているそうです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38612679/picture_pc_405c70d9a6fe4e36ed7b55a3661747af.jpg?width=800)
サポートスタッフの小野 隆さん
小野さんが心掛けているのは、ゆっくり鑑賞していただけるようガイドすること。古くは江戸時代から続く彦根の建造物と現代アートの融合を味わっていただきたいから。
「北は秋田県、南は福岡県と全国から来られる、
熱心なビエンナーレファンの方々が多くて驚きました」
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38612727/picture_pc_f7bef15240e6138c8795d8da99fad929.jpg?width=800)
小野さんが受付や案内をした会場は、
スミス記念堂、山の湯、袋町元遊郭。
「通常は入場できない会場も多いので、
地元のみなさんにもこの機会に、ぜひ足を運んでほしいですね」
どの会場のアートもすばらしいと思ったが、
特に小野さんが印象に残ったアートは、
スミス記念堂の赤松音呂さんの『チジキンクツ』。
「祈りの場であるスミス記念堂の雰囲気と、数々のグラスで奏でられる音色が見事にマッチしていましたよね。長椅子に腰かけて、ゆっくり鑑賞されている人々の姿が忘れられません」
と、話してくださいました。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38612757/picture_pc_bba6fcb05cf4cce5c2686c6c5ed0ed98.jpg?width=800)
スミス記念堂のチジキンクツ
小野さんのようにサポートスタッフに登録してくださっているみなさんは、
彦根会場だけで約30人。
大学生から高齢の方まで、その年齢層は幅広い。
彦根の魅力を知ってもらいたい、アートや芸術文化活動が好き、
多くの人と出会いたいからなど、ボランティアをする動機はさまざま。
特に今年はコロナの蔓延により、海外や県外からの応援がなく、
より多くの地元ボランティアの支援が頼りになっているそうです。
BIWAKOビエンナーレは、サポートスタッフBB隊の活躍に
支えられた芸術祭であることを実感し、
その活動に感謝しながらゆっくりと鑑賞することができました。
(取材:塩田かおり)
BIWAKOビエンナーレ2020
森羅万象 COSMIC DANCE
10月10日(土)~11月23日(月・祝)
開場時間:10時~17時
休場日:水曜日
(最終入場:16:30 村雲御所瑞龍寺門跡のみ16時)
http://energyfield.org/biwakobiennale/