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Japan It Week 2023春もAIで大賑わい!

こんにちは。
GoodpatchのUXデザイナーの石田です。
最近はGPT4を色々いじって遊んでいたり、Blenderでモデリングをしていたりと、何か自分でもコンテンツを作りたいと日々考えています。

今社内で新しい取り組みが活性化していて、色々な市場の方とお話をさせていただいているのですが、まずは自分たちの目で見て触れてみたい!ということで、今回は4月に開催された日本最大級のIT展示会「Japan IT Week」に行ってきました。
今回のメンバーは我らが誇るマネージャー陣の3名に、頭脳派デザイナーの2名に石田を加えて行ってきました。

そもそも「Japan IT Week」とは

展示会とか行ったことがない方だと「どんなところ?」という疑問も生まれるはず。
Japan IT Weekとは日本最大級のITイベントで、実際のITソリューションの個別デモを見て比較検討し、 その場で課題についての相談、見積り・導入時期の打ち合わせができる展示会です。
関西・名古屋など関東以外でも開催され、オンラインを含めると年5回開催されています。
企業・官公庁・団体の情報システム、経営者・経営企画、開発・生産、システム開発、マーケティング部門の方々が来場されています。
公式サイト https://www.japan-it.jp/hub/ja-jp.html

リアル展示会で実感できるものとは

入るまでもリアルならでは。

ビッグサイトという立地から、そもそも参加メンバーの行き方がバラバラでした。一部メンバーとは最寄りの駅前で集合し、会場でみんなと合流しました。

道中は沢山の人で、以前コロナでリアルイベントの規制が強くなり、オンラインが進んでいた時にリアル展示会の参加企業がかなり減ってしまった時期の数倍の人が歩いていました。
「Japan It Week」の良さは、IT展示会だけではなく、マーケティング等の色々な展示会も同時開催しており、1日だけでは回りきれないほどの企業コンテンツがビッグサイトにあることです。

まず、メンバーの一人が名刺を忘れるハプニング...。
こういった展示会ではよくある、入り口で「入場時に名刺をご用意ください」のアナウンスが流れてきました。
そこで「名刺を必ずご持参ください」のメールでの注意書きを見落としていて、早くも入れるのか?というトラブルが発生。
しかし、ここはさすがRX Japan株式会社様の運営だけあって、スムーズに入れました。

そして、現地で残りのメンバーと合流しましたが、

人、人、人...
リアルイベントがオンライン化したというのは幻だったのか...。
やはりリアルはリアルの良さがあるということなのでしょう。
合流するのにも一苦労、大人数だと移動も大変なので2手に分かれて行動しました。
それだけ多くの人が新しい技術やコンテンツに注目しているのだなと感じました。

早速最先端のAIの技術を実感

テキストAIの進化が凄い

というか、ChatGPTやGPT4の出現でテキスト系のAIソリューションのブースがとても活性化していました。チャットボット関連の技術の進歩というトレンドもあり、一番目立っていました。
チャットボット市場は、そもそも初回の学習パターンを準備するハードルが高くて、企業が導入する際に躊躇してしまうことが多かったのですが、AIソリューションによりそれをカバーできるようになります。さらに、サービス自体が進化することでメンテナンスコストがかなり抑えられるようになります。

ただし、これから先も色々なAIの技術が進化していくと素晴らしい技術が開発されていくと思いますが、現段階でAIは万能ではありません。
課題として、成長させるための学習データや教師データ、結果からの精度向上のロジックがあり、それもまた業界や用途で基準も体験設計も大きく変わります。
まずはAIそのものを知るのではなく、AIというソリューションを使うための課題やデータ蓄積方法、選定するための判断基準の整理をすることが求められそうです。

どんなに精度が高くても、それを使うのは人であり、それが正解か判定するのも人であること前提で、AIという手段で何を達成したいのか考えさせられました。

あと展示されているもので面白かったのが、マニュアル作成に関するソリューションでした。
マニュアル作成は、5年以上前からRPAや自動組版に取り組んできた市場で、今回のAI進化でより飛躍的なオートメーションを実現できている一つだと思います。
ホテルなど複雑な接客業のマニュアルの作成・運用コストの軽減が今後も期待できそうでした。

進化する技術は様々な展開が開始されている

AIの恩恵を受けているのはAIソリューションをメインで開発している企業だけではなく、店舗やIoTや他業界のソリューションもAIやChatGPTを同じように取り入れている企業もありました。
個人的にはBtoBマーケティングのAI分析は以前よりも進化して年内に更に加速しそうだと感じました。

いたるところにChatGPTの文字が

他にもVRコンテンツや顔認証のドアなど色々なコミュニケーション手段も増えており、今までの当たり前の環境を変えるイノベーションに多く触れることができました。
また単一技術だけではなく複合的な技術も増えてきたのが目新しさを際立たせました。

株式会社アスタリスク様のブースで興味津々のマネージャーのchocoさん

展示会とはコンテンツの集合体

実際のソリューションに触れることも楽しかったのですが、そのリアル展示会の良さの反面、リアル展示会ならではの課題も多く存在します。

展示会では、色々なブースがある中で、どれに辿り着くべきか...これはUXとしても考えさせられるものが多かったです。
リアルのイベントで自分の欲しい情報に辿り着く、そしてブースが自分の欲しいソリューションを見つけられるのかということで悩む人も多そうだと感じました。

展示会はブースだけではありません。
これはオンラインでも同じですが、事前のマーケティング告知、当日のコンテンツや集客後のコミュニケーション、そしてその集客情報の活用を戦略的にすることで効率的にリードを獲得することができます。

そういった展示会という企業がユーザーに発信するためのイベントならではの悩みは発信側とユーザー側の目線のズレが原因になっていると考えてます。だからこそ、そこにユーザー目線であるUXを入れて、発信側もユーザー側も理想な体験を設計できればと思っています。

凄く真面目な話ばかりでしたが、疲れ切ってしまうほど熱中して、その後にみんなでフードコートでドリンクを飲んでAIや新しい技術の話をして帰りました。
同じ体験をチームでして、同じことで語ることは大切だということです!


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