8月19日(土)大阪|セミナー&ワークショップ開催「Art for Well-being 表現とケアとテクノロジー」を開催
表現すること、表現に触れること、表現しあうことは、よりよく生きていくことに必要です。
だからこそ、病気や事故、加齢、障害の重度化など心身の状態がどのように変化しても、さまざまな道具や技法とともに、自由に創作をはじめることや、表現を継続できる方法を見つけていきたいと考え、Art for Well-beiingプロジェクトをスタートさせました。
生成AIやVR(バーチャルリアリティ)など、毎日のようにニュースなどで目にすることも多くなってきましたが、そうした新しいテクノロジーによって、ケアの現場における表現活動はどのように変わっていくのでしょうか。
この報告会では、障害のある人やケアに携わる人と、エンジニアやデザイナーが新しいテクノロジーを取り入れ実験的に取り組んだ表現活動の成果や考えてきたことを共有し「表現とケアとテクノロジー」について考えていきたいと思います。
情報保障について
文字による情報保障があります
体験会も同時開催します
さらに、報告会の前には、これまでArt for Well-beingプロジェクトが取り組んできた、AI(人工知能)と絵画、VRとダンス、触覚と講談と日記など、さまざまな表現とケアとテクノロジーの取り組みを体験できる時間もありますので、ぜひご参加ください。
プログラム内容
フォーラム内容詳細
福祉とテクノロジーの視点からウェルビーイングを考える
このセミナーでは、みなさんと一緒に改めてウェルビーイングについて考え、福祉やテクノロジーの新しいかかわり方を見つける第一歩としたいと思います。
Art for Well-Beingプロジェクト紹介
講演「わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために」
ワークショップ「わたしたちのウェルビーイングカード」
報告「片山工房の活動に関して」
ディスカッション
登壇者プロフィール
渡邊 淳司(日本電信電話株式会社 上席特別研究員)
人間の触覚メカニズム、コミュニケーションに関する研究を人間情報科学の視点から行なう。また、人と人との共感や信頼を醸成し、ウェルビーイングな社会に資する方法論について探究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(化学同人、2014、毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞)、『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』(共監修・編著、ビー・エヌ・エヌ、2020)等がある。
新川 修平(NPO法人100年福祉会 片山工房 理事長)
1974年、神戸市長田区生まれ。20歳のときに阪神淡路大震災を経験して自宅が全壊し、震災での「生と死」「社会」「人とまち」の再生を目の当たりにし、その当時ボランティアで陶芸の福祉作業所に通う。2003年に障害のある方の表現に特化した「片山工房」を設立。2019年(令和元年)度 神戸市文化活動功労賞 受賞。
川本 尚美(NPO法人100年福祉会 片山工房 アートディレクター、学芸員、写真家)
学生時代に福祉施設に通う機会があり、障害のある方が創作されている現場に出会う。真っすぐな目にすいこまれ、この道で生きてみたいと思い、利用者の創作している現場に携わっているなかで、絵を描く一人一人の姿はとても凛々しく、でも時に創作に悩みながらも、前に進んで行く目に、ただただスゴいなと感じる日々。人の表現と生活とは、人の表現の望みとは、考えながら今がある。
お問い合わせ先
〇主催
文化庁/一般財団法人たんぽぽの家
本報告会は、文化厅委託事業「令和5年度障害者等による文化芸術活動推進事業」の一環として開催しています。
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