作業療法士含む600人のボランティアでオーダーメードの補助器具を提供しているイスラエルNGO,Milbat。
2020年2月1日(土)に東京・日本科学未来館で「IoT, fab, and Community Well-being ~ケアのあるコミュニティを作るためにデジタル技術ができる大切なこと~」をテーマに国際シンポジウムが開催されます。
その国際シンポジウムのためにイスラエルから来日するマリアーナ・ベンダビッドさんが所属するNGO「ミルバット(Milbat)」の活動を紹介します。
ミルバットでは、体の機能にどこか困難を抱えている人たちに、その人の困難に合わせた技術環境を作り出すことで、できるだけ自立した生活ができるようになることを目的として活動を続けています。
困難のある人に装身具やシステムを作り続けて約39年!!リバビリ専門の作業療法士のチームの他に、600人ものボランティアがいます。
このミルバットにどんな人が訪れてくるのかというと、例えば「障害があって補助具を使いたいけれど、自分にあったものがお店で見つけられない」という悩みを持った人。
ミルバットのスタッフが悩みを聞いて、団体内のテクニカルチーム(ボランティア)に繋ぎ、その悩みを持った人のいる家や施設などに出向き、その人にあった器具を作成してくれます。
そしてデザイン料はなんと無料。依頼者は器具に使われた材料費のみ支払えば、個性や要望に特化したものを作成することができます。もしミルバットの補助器具がなければ、他に全く解決法がなく困り果てていたという人もこともよくあるそう。
例えば、
* 指先がなくなっても、キーボードを通常通りに打てるための補助器具
* 脳性まひがあっても安心して補助付きの自転車に乗るために座面に骨盤を安定させるための補助器具
* 手に痛みがあり自分でいつものお買い物カートを前に押す動きができなくなっても、カートを引くことで動かせるようにする補助器具
* 車椅子に乗っていても赤ちゃんのベッドにアクセスできて、かつ赤ちゃんも安全を守れるベビーベッド
このような1人ひとりの状況とニーズに合わせて、補助器具に関してアドバイスしてくれる医療カウンセラーが在中し、オーダーメイドの補助器具を作っています。
イスラエルのNGOミルバットは、困難を持つ人とともに、その人の生活の質、人生の質(Quality of Life)を高めるための活動をしています。
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そんなミルバットで製品開発を続けているデザイナーのマリアーナ・ベンダビッドさんがイスラエルから来日されます!
貴重なお話が聞ける国際シンポジウム「IoT, Fab, and Community well-being 〜 ケアのあるコミュニティをつくるために、デジタル技術ができること〜」は2020年2月1日(土) 日本科学未来館で行われます。
詳細&お申し込みはこちらまで。