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与えることと、受け取ること

昔の私は、【受け取ること】が苦手でした。

受け取ること=相手に迷惑をかけることだと思ってたり、受け取ったからには、必ずお返しをしないといけない…!などなど、いろいろな思考で自分をがんじがらめにしていたからです。

それから、受け取る側はダメな人/悪い人/劣っている人で、与える方がスゴい人/尊敬できる(尊敬される)人…といった謎の優劣思考?も持っていました。

だから、私は色んな人に与えまくっていました。与えなくて良い人に与えたり、相手に与えなくてもいいモノを与えたり。


自分が悪い人間にならないように。相手の優位に立てるように。

そして、自分は受け取らない。受け取っても、また受け取ったモノ以上のモノを返してしまうので、私は気力も、時間も、お金も、いつもスカスカでした。

***

アンパンマンは困っている子のために、いつも自分の顔の三分の一くらいを引きちぎって与えてあげて、それでまわりのみんなからは「正義のヒーロー」だって思われているけれど、

アンパンマンを支えていて、いつでも新しいアンパンマンの顔を作っているジャムおじさんも「もう一人のヒーロー」です。

アンパンマンは、ジャムおじさんから新しい顔を「受け取ってる」から、みんなに愛と勇気を「与えてあげる」ことができています。

アンパンマンが、自分で自分の顔のストックを作りながら、みんなを助けるヒーローの仕事までやっていたら、必ず立ち行かなくなるでしょう。

何が言いたいのかというと、【与えること=受け取ること】は、どちらがエラいとか、良いとか悪いとかもなくて、表裏一体、どちらも同じであるということ。

与えること=受け取ることは、くるくる回っている輪っか〇と同じ。


このことを意識していくと、家族や職場の人間関係だったり、お金の悩みやなども、スルスル解決していく…かもしれません。
(ほかにも、思い込みなどが隠れている場合は、スルスルとはいかないかもしれないけれど)

人間関係(恋愛・結婚含めて)やお金に関して、何か問題があるということは、与える方か、受け取る方、どちらかだけに大きく偏っている可能性があります。

以前の私のように、受け取ることを否定して、与える方ばかりに偏っていても問題が起きるし、受け取ってばかりで何も与えないのも、それはそれで問題が起きます。

(ちなみに、与える/受け取るというのは、物質的なことだけに限りません)

問題が起きてるというのは、川の流れにたとえると、どこかに流木が引っかかたりして、流れが堰き止められていることと同じような感じです。

なので、なにか問題を抱えていて、過去~現在までの自分は、どちらに偏っていたんだろう??ということを振り返ってみると、つっかえている流木が見つかり、それを取り除いてあげることで、自然と川の流れが変わっていきます。

素敵な香りの
マダガスカルジャスミン



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