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今週のグッドデザインを紹介します(9/25 〜9/29)

今日は、9月5週(9/25 〜 9/29)にアップした、とれたてグッドデザイン5点をまとめてご紹介します!



9/25 インフレータブルフロアマット[エアタタミ]

大小のピースを組み合わせて多様な使い方ができるエアタタミ。

畳から着想を得た、空気で膨らませるフレキシブルなマットです。アウトドアやキャンプなどでテント内に敷き詰めて使うことを主な役割としながらも、独特の硬さがあるため複数個を重ねればテーブルや、ソファのような使い方も可能です。大きなピースでも1分ほどで空気を入れることができる利便性や、組み合わせ次第で使い道が多様になる拡張性が高く評価されました。

#2022年度グッドデザイン賞

9/26 デジタル障害者手帳[ミライロID]

スマホアプリで提示できる、デジタル障害者手帳。

障害者手帳をスマホアプリにすることで、手帳確認の手間を省けるようになりました。デジタル化によって、紛失劣化のリスクがなく、個人情報を開示することもなしに、さまざまなサービスを受けられるようになっています。今後、障害当事者を含め、社会にとってポジティブな行動変容を促すきっかけになることが期待されます。

#2022年度グッドフォーカス賞

9/27 マフラー/ストール[生まれ変わるカシミヤ フェリーチェ・レガーロ]

カシミヤに特化したサーキュラーエコノミーを目指して。

工場で出る残反や企画外製品、繊維廃棄物に加え、不要となったカシミヤ100%製品を回収。それらを裁断・粉砕・反毛といった工程で繊維にして、新しいカシミヤとブレンド・紡績することで新たな製造に使用可能な再生糸を作りました。完成した製品は一般のカシミヤ製品と変わらない肌触りや色でファッション性を備えています。製品回収ボックスの設置などにより、多くの方がリサイクルに参加できる仕組みになっています。

#2022年度グッドデザイン賞

9/28 住宅[バウマイスターの家]

「木」から発想する、山のことを考えた家のあり方。

国内に豊富にあるにも関わらず使われることが少ない大径の丸太を、低加工の状態で活用した木造住宅です。余計な製材を省いたり、端材を有効活用することで素材を空間に無駄なく活かしています。また、解体後にも再生可能材として活用できるよう、接合部まで丁寧に設計されています。心地いい住まいをつくることはもちろん、日本の林業と木造建築の関わり方を見直すプロジェクトのビジョンやアイデアが高く評価されました。

#2022年度グッドデザイン金賞

9/30 大蓮公園[市民と賑わいを広げるPark-PFI制度を活用した公園]

市民活動の舞台になる、“これまで“と”これから“をつなぐ公園。

堺市・市民・民間企業が協力して進めた、公園と建物の再整備プロジェクトです。地域で活動したい市民に丁寧な聞き取りをするなど、コミュニティ形成をしながら提案を進めました。公園再生に留まらず、子育て世代を呼び込むことで、まちの再生にもつながっていくことが期待されています。

#2022年度グッドデザイン金賞

この連載では、グッドデザイン賞インスタグラムで毎日1点ずつアップしている受賞作品をまとめています。
インスタグラムもあわせてご覧ください!
https://www.instagram.com/good_design_award/