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“おうちカフェ”を楽しむためのグッドデザインを紹介します

グッドデザイン賞公式インスタグラムでは、毎日1点ずつ、受賞作品の写真と解説をアップしています。今日はこれまでに投稿したデザインの中から、自宅でのコーヒータイムをもっと充実させるためのアイテム7点をご紹介します!

【2019年度グッドデザイン賞】好みの味を正確に再現し、世界中の人と共有できるスマートコーヒーメーカー。

台座部分に計量器とBluetoothがついていて、コーヒーの粉や注いだお湯の量、抽出時間をスマートフォン経由で正確に計測することができるため、何度でも好みの味を再現することが可能です。
また、そのレシピは、アプリを使ってオンラインで共有することもできます。一杯のコーヒーを淹れるという洗練された文化を守りながら、適切な量のテクノロジーが使われていて、これからの家電のひとつのあり方を美しく指し示していると高く評価されました。


【2019年度グッドデザイン賞】
日本の代表的コーヒー器具メーカーが、初めて手がけたバリスタ用電気ケトル。

プロフェッショナルの要求を満たす品質と質感を備えつつ、転倒時もお湯が漏れない独自の機構を採用することで、家庭でも安心して使用できる仕様を実現しました。
直線を基調としたフォルムは、バリスタの所作を引き立てるとともに、使っていない時にも美しい佇まいを持っています。


【2017年度グッドデザイン賞】
家でも屋外でも気軽に持ち出し楽しめる。コンパクトながら本格的にコーヒーを淹れることができる、コーヒーツール。

ケトル、ミル、ドリッパーの3製品がコンパクトにまとまります。素材の選定とシンプルなデザインもさることながら、細部の仕上げまで美しい。「美味しいコーヒー屋外でつくる」という目的を高いレベルで完遂するとして、アウトドアツール、生活道具の両視点から高い評価を受けました。使い手の気持ち、使うシーン、片づけるシーンに寄り添うプロダクトです。


【2020年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞】
日本における珈琲文化成熟の一翼を担った、ドイツ生まれのコーヒーフィルター、ドリッパー。

数々の類似品がある中でパイオニアとして世界標準となり、現在でも日本人が日常的にコーヒーを楽しむ文化の発展に無くてはならない影響を及ぼしたプロダクト。タイムレスな造形とシンプルな仕組みは、今後もコーヒー愛好家たちに支持され続ける「原点」であり続けるでしょう。


【2020年度グッドデザイン賞】
カップまで食べることのできる、エコなエスプレッソ。

クッキーからできているエスプレッソ用のカップです。スタッキング可能で、温かい飲み物を入れても40分程度中身の液体が漏れない仕様になっています。飲み終わった後にカップを食べて片付けられる発想が、環境配慮へのアイデアとして高い評価を受けました。


【2018年度グッドデザイン賞】
AIが名作文学の読後感をコーヒーで再現した、飲める文庫本。

文豪たちの作品レビューを1万件以上AIに学習させ、名作文学の読後感を「余韻」「クリア感」「甘味」「苦味」「飲みごたえ」というコーヒーの味を表現する5つの指標に変換。指標をもとにコーヒーマイスターが豆をブレンド・焙煎し、新しい読書体験として販売しました。
AIと文学、デジタルとアナログを結びつけるために、味覚という接着剤をもってきたところが新しい、と評価されています。


【2020年度グッドデザイン賞】
老舗和菓子店による新しいショコラブランド、キーコンセプトは「光」。

ショコラブランドの立ち上げとそのブランディングデザインです。和と洋の融合、伝統と革新といった相反する要素を丁寧に解釈、「光」を軸にネーミングから店舗設計、ロゴ、商品に至るまで一貫したストーリー性を持たせて展開しています。
ブランディング・パッケージ領域での応募でしたが、店舗に足を運んだ時、購入した時、口にする時のユーザーの驚きや楽しみまで含めた包括的な体験設計を含め「高い総合力を感じる」と評価されています。


このほかにも、毎日さまざまな受賞作品を紹介しています。
グッドデザイン賞インスタグラムはこちらからどうぞ!
https://www.instagram.com/good_design_award/