【ペルソナの項目は何を設定したらいいの？】いまさら聞けないペルソナ設定の意味と活かし方

マーケティングをするうえで避けては通れない存在、「ペルソナ」。

ビジネスではどの場面でも必要とされるペルソナですが、ビジネスモデルや目的によって設定方法が異なり、項目を何に設定したらいいか迷う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ペルソナ設定に苦手意識がある方へ向けて、ペルソナ設定で失敗しないために知っておくべき目的、活かし方をご紹介します！

ペルソナの捉え方

ペルソナと似ている単語で「ターゲット」というものがあります。これらの単語の違いをなんとなく理解している人が多いのではないでしょうか。

ターゲット：自社の商品・サービスを提供するユーザー
ペルソナ：自社の商品・サービスを利用してくれそうな詳細な人物像

おおまかにいえば、ターゲットは「30代の主婦」「車好きの会社員」など『集団』を想定するのに対し、ペルソナはそこに家族構成、趣味嗜好など詳細な設定をした『個人』を想定するという違いがあります。

ペルソナ設定を活かせていますか？

ペルソナ設定をしたことがある人は、次のような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
詳細なペルソナ設定をしたにもかかわらず、戦略や企画を考える段階ではターゲット程度の粒度でしか対象を考えられず、詳細な設定を決めただけになってしまった。
このような時、ペルソナ設定をする目的を見失っている人が多いです。
では、ペルソナ設定の目的とは何なのでしょうか。

ペルソナ設定の目的は、他人に憑依できるようにするため

ペルソナを設定する重要性は、
「直面したあらゆる事象に対するユーザーの思考や言動を詳細に思い描くことができる」という点にあるのです。

例えばあなたの仲のいい友人を想像してみてください。その人の年齢や趣味、職業や悩みなどを知っているほど仲のいい友人です。その人に自社の商品を紹介したとき、「こんなことをいうだろう」「あんな行動に出るだろう」ということが想像しやすいはずです。このようにある人の詳細な情報を把握していれば、その人の思考や言動を想定しやすくなるのです。

ペルソナ設定に必要な項目とは

設定する項目はビジネスモデルやマーケティングの目的によって異なってきますが、共通する項目として私が定めておくべきだと思う項目は以下の通りです。

• 年齢

• 性別

• 趣味

• 居住地

• 職業

• 収入

• 家族構成

• 不満や悩み

• SNSの利用状況

ターゲットとして設定した像からより詳細に落とし込んでいくのですが、そこから大きく外れていなければ、具体的な数値を何にするかにこだわる必要はありません。たとえばターゲットが「20代前半の男性」だったとして、22歳にするか23歳にするかということに差はほとんどないと言っていいでしょう。

あくまでペルソナ設定の目的は他人に憑依することですので、設定すること自体に意味はなく、思考や言動を思い浮かべやすくして「自社の商品・サービスをどのように発信するか」ということを考える起点を作るという目的を忘れないことが大切です。

まとめ

ペルソナ設定は重要だと言われていますが、その目的や活かし方を理解しておくことがマーケティングのカギになります。顧客目線から商品・サービスを提供し、ビジネス成果の創出につなげていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます！
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