マガジンのカバー画像

ぐっばいカサンドラ

23
カサンドラ症候群でもっとも苦しんでいた当時(2017年~)に書き起こした手記群です。カサンドラ当事者の生々しい苦悩を垣間見ることができます(不適切だと思われる表現や注釈が必要な個… もっと読む
運営しているクリエイター

#人生

【ep20】さいごに~カサンドラからの復活~

僕はまだカサンドラ症候群から抜け出したわけではない。傷跡はずいぶんと深いようだ。しかし、…

兄
3年前
12

【ep19】自己評価の低さの功と罪

発達弟は、自己評価がすこぶる低い。 そのせいか性格は大人しく控えめで、一見すると謙虚にす…

兄
3年前
4

【ep18】自閉症スペクトラム(ASD、アスペルガー症候群)の例

「心が伝わらない」というのは、ボディブローのように周囲の人間の首を真綿で絞め付け、再起が…

兄
3年前
18

【ep15】発達障害者の最悪な結末

社会的な責任を人並みに負っている人間が発達を愛するというのは、ひどく現実離れしたファンタ…

兄
3年前
9

【ep13】発達障害者と共にどう働くか

「発達とは付き合わないのが一番」などと一刀両断してしまっては元も子もない。今一度原点に立…

兄
3年前
13

【ep12】カサンドラ症候群、最善の選択とは

いくら理想論を並べたところで、所詮それは机上の空論。現実として発達障害に苦しむ当事者やカ…

兄
3年前
19

【ep11】発達障害者が嫌われる理由

発達は自己評価が低いケースが多いと聞く。というのも、幼少のころから人間関係や恋愛、社会活動などにおいて共感してもらえる相手が少なく、叱られたり怒られたり嫌われたりする経験が多いことによるという。 空気を読めず約束を守れず、自分本位で他人を蔑ろにすることばかり行っていてはそれも致し方ないことだろう。悪意がないからといって、人はそれを許すだろうか? 社会的な理解が深まればあるいはそれも可能かもしれないが、純真無垢な子ども社会においてはことさら困難である。「いじめ、ダメ絶対!」

【ep10】カサンドラが僕から奪っていったもの

カサンドラになってもっとも苦しいのは、フラッシュバックである。 発達弟とかかわって、僕の…

兄
3年前
9

【EP9】妻との不穏な関係

カサンドラになってから、妻にあたってしまうことが多くなった。おそらく「俺はこんなに苦労し…

兄
3年前
10

【EP8】発達障害者の歩む道

「弟を正しい場所へ導く」という明確な目的ができてからは、比較的物事がスムーズに運んだよう…

兄
3年前
5

【EP7】カサンドラは終わらない

発達弟に契約解除を言い渡したからといって、それで「はいさようなら」と終わらせられるわけで…

兄
3年前
5

【EP4】彼(発達障害者)の特徴

発達弟と接していて、僕がカサンドラ症候群になった理由を端的に言い表すのは、実はとても難し…

兄
3年前
7

【EP3】手は差し伸べられない

現状社会において普通の人が着々とキャリアを積む中、発達がキャリアを積める境遇はよほど特殊…

兄
3年前
11