見出し画像

新規開拓営業と反響営業

新規開拓営業職は、そのキツさや嫌がられる仕事というイメージが先行しがちです。しかし、現職の新規開拓営業を経験した私だからこそお伝えできる、その魅力について今日はお話しさせてください。

新規開拓営業の最大の利点

私はこれまで反響営業を3年、新規開拓営業を9年経験してきました。その中で感じた新規開拓営業最大の利点は、「成功の数で評価され、失敗の数が目立たない」点です。世の中には絶対に失敗が許されない職業が存在します。
例えば、人の命を預かるお医者様や、車や飛行機の運転手の方々です。彼らは一度のミスも許されません。

一方で、新規開拓営業職の私たちは、商談件数の中で成約件数が失注件数を上回ることはなく、むしろ失敗が多い仕事です。つまり、成功よりも失敗が多いのが日常です。これが新規開拓営業の最大のメリットだと私は考えています。失敗を通じて学び、次の成功に繋げることができる環境が整っているのです。

受けの営業 vs. 攻めの営業

営業の世界では、反響営業を「受けの営業」、新規開拓営業を「攻めの営業」として表現します。反響営業は既にお客様にニーズがあるため、対話はしやすいですが、お客様が営業を選ぶ側に立つため、ミスしないことが優先される受け身の仕事です。

一方、新規開拓営業は、お客様のニーズを生み出すことが仕事の第一歩です。こちらから積極的にアプローチし、価値を提供することで新しいビジネスチャンスを創出します。例えば、新しい製品やサービスを提案する際には、お客様がその必要性に気付いていないことが多いです。そこで、私たちがその価値を伝え、興味を引き出すことが求められます。

成功の喜びとお客様からの感謝

新規開拓営業では、ニーズを生み出すことができた時こそ本当に評価される仕事です。その結果、お客様からの感謝の言葉をいただくことも多くなります。反響営業では既にニーズがあるため、ある意味で当たり前の成約となりますが、新規開拓営業では、ゼロから一を生み出すことの難しさと、それを成し遂げた時の達成感は格別です。

まとめ

私自身、失敗をしない優秀な人間ではありません。だからこそ、失敗を成功で取り戻すことができる新規開拓営業が好きですし、誇りに思っています。
今後も皆様から感謝をいただけるように精進します。

明日も頑張ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?