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やる気と結束力を引き出す会議法

近年、社内での会議やミーティングの重要性について、不要とされる風潮が強まっているように感じます。確かに、慣習やルーティンのためだけの報告会議には意味がありません。しかし、会議そのものが全く意味がないわけではありません。目的とルールを明確に決めることで、会議は非常に有効なものとなります。
今日は有益な会議の目的とルールの組み方をお話をさせてください。

会議の目的

会議の目的は多岐にわたりますが、総じて重要なのは参加者がやる気になることです。会議を終えた際に、参加者全員が良い顔をして仕事に戻れるような会議は非常に価値があります。具体的には以下のような目的が考えられます。

  1. 情報共有と意識統一:プロジェクトの進捗や重要な情報を共有し、チーム全体の意識を統一する。情報の透明性を高めることで、メンバー全員が現在の状況を理解し、同じ方向に向かって進むことができます。

  2. 問題解決と意思決定:現状の問題点を洗い出し、効果的な解決策を議論する。様々な視点からの意見を集めることで、より多角的な解決策を見つけ出すことが可能です。これにより、問題の早期発見と迅速な対応が期待できます。

  3. モチベーション向上:意見交換やフィードバックを通じて、参加者のやる気を引き出す。メンバーが自身の意見を述べる場を設けることで、主体的に取り組む姿勢を育てることができます。特に成功体験の共有やポジティブなフィードバックは、個々のモチベーションを高める有効な手段です。

  4. チームビルディング:会議はチームの結束力を高める絶好の機会です。メンバー同士が顔を合わせて議論することで、信頼関係が築かれ、コミュニケーションの質が向上します。これにより、日常業務においてもスムーズな連携が図れるようになります。

会議のルール

会議を効果的にするためには、いくつかのルールを設けることが重要です。

  1. 決定事項の遵守:会議で決まったことは後から蒸し返さない。会議中に意見を述べ、会議が終わった後に後出しジャンケンのように否定するのはご法度です。これにより、決定事項の信頼性が高まり、スムーズな実行が可能になります。

  2. 建設的な提案:人の提案に対してただ否定するのではなく、否定する際は必ず代替案を出すことをルールとします。これにより、否定的な意見も建設的な議論に転じることができます。批判だけでなく、改善策を提案することで、全体の議論が前向きになります。

  3. 時間管理:会議の時間を厳守し、議題に集中することで効率的な議論を行います。事前に議題を共有し、各項目に対する時間配分を明確にすることで、無駄な時間を省き、重要なポイントに集中できます。

  4. 参加者の平等な発言機会:全員が平等に発言できるように配慮することも重要です。一部のメンバーに発言が偏らないよう、ファシリテーターは適切に発言の機会を振り分ける必要があります。これにより、多様な意見が出され、より豊かな議論が可能となります。

まとめ

会議は目的とルールを明確にすることで、参加者全員がやる気を持って次の仕事に取り組むための重要なツールとなります。意見を自由に交換し、建設的な議論を行い、全員が前向きな気持ちで仕事に戻れるような会議を目指しましょう。これにより、チーム全体のモチベーションが向上し、業務の効率も高まることでしょう。

また、会議の質を高めるために、定期的な振り返りも重要です。会議終了後に、何がうまくいったのか、改善すべき点は何かをメンバー全員で共有し、次回に活かすことで、会議の効果を持続的に向上させることができます。

今日もお疲れ様でした。
明日も頑張ります。

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