文月

読書の感想ポツポツと。 Amazonのアソシエイトとして、文月は適格販売により収入を…

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読書の感想ポツポツと。 Amazonのアソシエイトとして、文月は適格販売により収入を得ています。

最近の記事

【感想記事】あと少し、もう少し(瀬尾まいこ)

今回読んだ本はこちら。 あと少し、もう少し 著:瀬尾まいこ 新潮文庫 以前、同じ作者の作本「あの夏が君を走らせる」を読んだことがあります。ここで登場する主人公の太田が実は今回読んだ「あと少し、もう少し」に登場しているらしい。 そんなことを知りまして、今回手に取りました。 以前からずっと読みたいと思っていたので、ついに読めたという感じですね。 はじめに この作品は、ある田舎町にある中学生が駅伝をするために仲間を作ったり、切磋琢磨をする中での思春期特有の心の揺らぎ

    • 【感想記事】「うまく言葉にできない」がなくなる言語化大全

      久しぶりに読んだ本の感想記事を書きます。 さて、今回読んだ本はこちら。 「うまく言葉にできない」がなくなる言語化大全 著:山口 拓郎 ダイヤモンド社 読もうと思ったきっかけ 今まで生きてきた中で、自分の考えを発表したり、文書で表現をする機会がそれなりにありました。しかし、本当に言いたいことがなかなか伝わらない。思考がモヤモヤして、どこか本心とは違う感じがする。 また、ストレス等で感情がぐちゃぐちゃになった時に、何が原因なのか、自分はこれからどうすべきなのか考える時

      • 本は紙派?電子派?

        こんばんは。 皆さんは、読書するときは紙の書籍買いますか?それとも、電子書籍ですか?最近はオーディブルという選択肢もありますね。 どちらがよいという議論をしたいわけではないのですが、それぞれのメリットデメリット踏まえつつ、私が普段どのように読書しているのか少し書いてみようと思います。 1.紙での読書 多くの人にとって馴染みがあるのが、おそらく紙での読書ではないかと思います。今の中高生はどうなんでしょう?もしかしたら、電子書籍がスタンダードになっているかもしれませんね。

        • 読書って一体何?

          おはようございます。こんにちは。こんばんは。 最近本は読んでるけど、noteの感想記事全く書いてないなぁなんて思いながら、何か書きたいと思って久しぶりに更新してみました。 本当は感想だけ書くようなnoteにしようかななんて考えたけど、もう少し私のパーソナルな部分というか内面というか読書の感想以外に普段考えていることを書いてみてもいいのかななんて思っています。 さて、今回はタイトルにあるように、読書とはなんぞやといったことに関して、少し前にXで話題にもあがっていたので、私

        【感想記事】あと少し、もう少し(瀬尾まいこ)

          <本の姫>は謳う3

          毎月刊行される、多崎礼さんのファンタジー小説「<本の姫>は謳う」シリーズ3作目。 前回の感想記事はこちらから↓ 前回は、主人公アンガスの過去編がメインのお話だった。 今作から最終章に入り、物語が大きく進む。また、今までの旅路でアンガスやその一行が助けてきた人々が、今度はアンガスと共に立ち向かうべく、協力するシーンが数多くあって、胸が熱くなる展開だったと思う。 第1巻の一番最初のシーンで出会ったセラは登場時、声が出せない少女でだったけど、第2巻終盤、アンガスが危機に陥っ

          <本の姫>は謳う3

          闇の魔法学校 死のエデュケーションLesson1

          今回読んだ本はこちら⬇️ 闇の魔法学校 死のエデュケーションLesson1 ナオミ・ノヴィク 静山社 こちらも、恒例となっていいますが、読んだきっかけはTwitter(現X)でフォロワーさんが読んでいたのを見て、読みたくなったから。 魔法使いの少年・少女が学校で過ごす物語と聞いて、小学生の頃ハリー・ポッターにハマって全巻読んだし、世界観好きだし楽しんでサラサラっと読めるだろうなと思ってたけど、意外にも読み終えるまでに時間がかかってしまった(ページ数、文量がやや多めで

          闇の魔法学校 死のエデュケーションLesson1

          名探偵誕生

          今回読んだ本はこちら⬇️ 名探偵誕生 似鳥鶏 実業之日本社 この本をなぜ手にとったのかというと、X(旧Twitter)でフォロワーさんが読まれていたため、気になって読んでみました。表紙もなんだかすごく綺麗で気になった。ほぼジャケ買いですね笑。 概要この小説は、主人公(星川)が小学4年生の話からスタートして、章ごとに成長していく青春物語。各章ごとに事件に巻き込まれて、隣に住むお姉さん(千歳)が明晰な頭脳で、見事解決していく。そして、小学生ながらに当時高校生である千歳に

          名探偵誕生

          〈本の姫〉は謳う2

          今回読んだ読んはこちら⬇️ 〈本の姫〉は謳う2 多崎礼 講談社 前置き タイトルに2とあるように本書はシリーズ物である。ジャンルはファンタジー小説に分類されると思う。 本シリーズとの出会いは、作者である、多崎礼さんの別作品「レーエンデ国物語」シリーズを読み、どハマりしたたことがきっかけ。 ちなみにレーエンデ国物語のシリーズは全5巻の予定で現在(2024年3月時点)で第3巻まで出版されている。2024年本屋大賞作品にノミネートされており、話題も呼んでいるため、手に

          〈本の姫〉は謳う2

          卒業タイムリミット

          今回読んだ本はこちら⬇️ 卒業タイムリミット 辻堂ゆめ 双葉社 以前、同じ作者さんが書かれた「サクラサク、サクラチル」を読んだ。初めての作者さんでしたが、とても読みやすくて他の作品も気になったので今回手に取ってみた。 やはり、理由はよくわからないけど、とてもスラスラ読めて、難解な表現もなく非常に読みやすかった。かつ、話も構成もしっかりと練られており、ストーリーの中盤から終盤にかけて、テンポよく展開され、ページをめくる手が止まらなかった。 卒業式といえば・・・ 本

          卒業タイムリミット

          ジョゼと虎と魚たち

          今回は、田辺聖子さんの「ジョゼと虎と魚たち」を読んだので、その感想。 ジョゼと虎と魚たち 田辺聖子 角川文庫 以前、Netflixで本作の映像化をしたアニメ「ジョゼと虎と魚たち」を見て、原作があるということで、読んでみた。 ざっくり言うと、生まれつき下半身が不自由で、家に引きこもり気味だった主人公のジョゼが、大学生の恒夫と出会い、関係を深め、お互いの夢を実現するという話だった。 人と接することに慣れていないジョゼは、恒夫と共に様々な壁を乗り越えて、自分のやりたいこと

          ジョゼと虎と魚たち

          シャーロック・ホームズの凱旋

          今回読んだ本はこちら。 ※ネタバレ注意!! シャーロック・ホームズの凱旋 森見登美彦 中央公論新社 私が、好きな作家の一人である森見登美彦さんの作品が1月に発売されたということなので、早速購入して読んでみた。 シャーロック・ホームズといえば、探偵ものの小説だが、森見さんがよく書いているのはファンタジーなので、一体どういう物語なのか期待に胸を膨らませながら読んだ。 読んだ結果「面白かった!」 恥ずかしながら、読書好きと言っておきながら、私はシャーロック・ホームズ

          シャーロック・ホームズの凱旋