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なぜ統失 第5部 「デイケア&自宅療養編」最終話⑩✨️3度目の強制入院。

前回のお話🔽

二度目の退院から、約半年位経った頃のことです。

ある日の診察の日、

名前が呼ばれ、

母親と一緒に診察室に入りました。

診察が始まり、

いつも通り、

まず初めに先生が、

「調子はどうですか?」

と、尋ねたので、

僕も、いつも通り、

「変わりありません」

と、答えました。

すると、

突然、アタオカ先生が、

「えぇ〜、今回から新しい薬に変更します。なので、暫く様子を見る為に入院してもらいます」

と、言いました。

エッ!?、薬を変えるから入院!?

( ゚д゚)

アタオカ先生は笑顔を浮かべながら、

「1ヶ月だけっ!」

と、セリフを続けました。


前回入院させられた時、

小さく、

『いやっ』

と、悲鳴を上げて、

椅子から立ち上がっただけで、

屈強な男性看護師2名に羽交い締めにされた経験があるので、

その場で冷静に、

「本当に一ヶ月だけですよね?」

と、先生に確認しました。

アタオカ先生は、

笑顔を浮かべたまま、

「一ヶ月だけです」

と、約束してくれました。

アタオカ先生が約束を守るはずが有りませんね😩

普段は目を吊り上げて、

鬼のような顔をして先生ですが、

患者を入院させる時になると、急に笑顔を浮かべるのは何故なんだろう…


単純にサイコパスなのかな?

【前回の入院前の診察🔽



それからすぐに、

精神保健福祉士と、

ガタイの良い看護師が2名、

診察室の中に入って来ました。

「では、入院して頂くという事で、ここにサインをして下さい」

『医療保護入院』の同意書にサインを求められました。


任意ではなく、「医療保護入院」の同意書です。

両隣には、ガタイの良い看護師が二名、

DQNが格下の人間を見下す様な眼で、

僕をじっと睨みつけています。

「ああ、これはもうだめだ…どうしようもない‥」

仕方なく、

嫌々、同意書にサインをすると、

すぐに二人の屈強な男性看護師が、

僕の腕と肩を捕み、

そのまま閉鎖病棟へと連れて行かれました。

この日の診察では、

母は一言も口を開きませんでした。


恐らく、

まず間違いなく、

自宅の警備しかしない、

家にいると邪魔になる僕を、

どうにかして入院させようと、

事前に電話かなにかで、

大袈裟な作り話をして、

病院側に相談をしていたのでしょう。

(前話参照)

今回の強制入院の時も、

変な妄想幻聴は一切ありませんでした。

多大大量処方で、

なんにもやる気が起きないひどい陰性症状でしたよ!



なぜ統失 第5部 完  

To be continued…


























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