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【アラサー上京物語。#56】年度末の所感。

この年度末に、感じたことをポツポツと。


年度末という区切りは、なんでも決断するのにちょうど良いのでしょうね。


例年よりも、「コロナ禍頑張ったけど、もう限界」が多かったような気がしました。


首の皮一枚、が耐えられなくなったのがこの春、という感じがします。


あくまでも肌感なのですが。


自分ごとで振り返ってみても、特に地元ではコロナ禍を機に全く出歩かなくなりました。


それまではもう少し街に出ていたような気がします。


地元の飲食店でお金を落とすことを全くしなくなったのですが、それを物語るように


バタバタと飲食店が3月31日で閉店しました。


確かに知名度はあるお店なのに、全く人が入ってない。


いつみても空いているな、と横目で通り過ぎるだけで自分も入らない、


そんな状況が続いていました。


人と食事に行かない私は特殊だと思いますが、私だけでなく他の人々も生活スタイルそのものに変化が訪れたことが例外ではないようです。


それより他のことにお金を使いたい、使いたいけど生活が厳しい、がいちばんの理由ではあったと思います。


コロナ前の週末はもっと街に人がいた気がするんですよね。



ここ最近は飲み歩いている人も見かけることが少なくなりました。




地方では特に、外で飲食を楽しむ習慣に変化があったのではないかと肌で感じています。



地元は田舎ではありますが、そこまで限界集落でもありません。


にも関わらず、ここまで「圧倒的な強者しか勝ち残れない」取捨選択を迫られる状況になっているということに、


異変を感じました。


都内の方が強者しか生き残れないイメージがありましたが、逆になっている。



地方ほど、なんとなくでは生き残れなくなってきています。


特に地方では、車移動がメインで通りがかりの立ち寄りや歩き疲れたから入る、などの利用が少なく、

車を停めるのにあらかじめ見当をつけてから行く必要があるので、Googleマップのレビューやインスタで話題でないとそもそも足を運ばない。



地方こそネット上での見え方が命なのにそこが弱い。


人が少ないから大多数に刺さるものしか置けない、個性を出すと逆にやっていけないので均一化していく。


運転のためお酒を軽く飲むことができない。

ただ食べるだけでは、飲食店も儲けが少ないでしょう。


公共交通機関が発達している都内に来てからの方が、お酒を少し飲む、という機会やお店の多いことをわかってはいたけれども


実感が強くなりました。


私の地元では、コロナを機に更に公共交通機関が縮小されました。


コロナ明けに縮小していた運営を元に戻さない、戻せない、


おそらくそれを機に人手を減らしたまま


新たな働き手が見つかっていないのだと思います。


不便になったダイヤに更に人が出歩かない波が続き、


更に路線縮小などに追い込まれています。


ここ5年、地方での生き方も様変わりしたのを実感しています。


地方にいざ出店、の店舗が退散していけば新たに乗り込んでくるところも減るでしょうし、


また悪い悪循環に。


それでも強者は残っているので、

地方型の出店は都内で働いている本部の方々があれこれ考えるのでは全く合わないスタイルになってしまっているのです。


元々そうでしたが、拍車がかかりました。


また、少し前では当たり前だった「都内で流行ったものを数年後に地方に出店させる」スタイル、


これは刺さらなくなりました。


もう地方でもそのタイミングでは遅いのです。


タイムリーに出店できなければあとで地方に出向いても見向きもされません。


などと意気揚々遅れてやってくるタピオカ屋などをみて思うなど。


一気に「なんとなく」の界隈を討伐していくコロナ禍後のタイミングで、地方も生活が大きく変わりました。


「地方はいいよね〜」「自然がいいのになぜ都内に来たの?」


そんな質問をされるたびにこんなことを考えるなど。






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