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視点を変えて健康食品を考える(機能性表示食品編)

こんにちは!
健食営業マンの翡翠です!

さて、今回は”視点を変えて”健康食品を考えるシリーズ第2弾として、
機能性表示食品編です!

皆さんは機能性表示食品をご存じでしょうか?

機能性表示食品は国の定める制度に準じた健康食品で、皆さんがテレビCMなどで良く目にする食品の大半は機能性表示食品だと思います。

noteでも健康食品の記事を書かれている方では、機能性表示食品について書かれている方はたくさんいますが、今回は制度的な部分とはまた異なる視点から、機能性表示食品の本質の部分を書きたいと思います。

▼この記事はこんな人にオススメです▼
✔ 健康食品を日頃から摂取している方
✔ 健康を気にかけている方
✔ 健康食品にあまり良い印象を持っていない方




1. 機能性表示食品の概要(ざっくり)

機能性表示食品を一言で説明すると
「 ”有効性” が確認された ”特定の成分” を”一定の量”含んでいる食品」です。

”有効性”とは
「睡眠の質を向上させる機能」や「膝関節の違和感をやわらげる」など。

”特定の成分”とは
「GABA」や「グルコサミン」などが代表例になります。

”一定の量”とは
特定の成分のヒト臨床試験で有効性が確認された摂取量です。

すなわち、”特定の成分” が ”臨床試験と同じ量” 含まれているから、その食品を摂取すると ”有効性が期待できます” よ~ということです。

※一部には特定の成分ではなく食品そのもので有効性を調べたものもあります。(ヨーグルトやサプリメントなど)

この制度では、”特定の成分”が”一定の量”含まれていることを分析して調べ、それらの書類を国に届け出て受理されれば、その”有効性”を食品に表示することができます。

だから、世の中にはGABAやグルコサミンなどが含まれた様々な機能性表示食品が溢れているわけです。

2. 視点を変えて考えてみる

2.1 伝えたい新たな視点

今回私が伝えたい視点は、
「同じ成分が同じ量入った商品が様々あったとしても、期待できる有効性はほとんど変わらない」
ということです。

サプリを選ぶ時、同じ成分が入った様々な商品があるとどれを買ったらよいのかと迷う方も多いと思います。

それに加えて、
サプリなどは毎日続かない→続けられないから効果は得られない→効果が得られないから信用できない
というような悪循環に陥ってしまう方もいると思います。

しかし、「特定の成分」と「一定の量」にのみ注目してみると複数の商品があることはむしろメリットになると私は考えています。

2.2 複数の商品がメリットになる理由

理由はいたってシンプルで、「選択の幅が広がる」からです。

例えば、「寝つきが悪い」と自分が考えていて、それをやわらげたいと考えてサプリを探してみましょう。

商品A: GABA 100mg配合「睡眠の質を向上させる」
商品B: GABA 100mg配合「睡眠の質を高める」
商品C: GABA 100mg配合「睡眠の質を向上させる」「一時的な疲労感を軽減する」

これら3つの商品が店頭で目につくとします。


この場合、どのサプリを摂取しても期待できる有効性は同じです。

商品Cは「疲労感の軽減」というワードが入っていますが、臨床試験の摂取量は28mgとされているため、どの食品でも期待できます。
ちなみに「睡眠の質の向上」はGABA 100mgを1週間摂取することで期待できると報告されているため、どの商品でも期待できます。

商品A、商品B、商品Cのどれを1週間摂取するのも効果は変わりません。

すなわち、すべての商品を一緒に買った場合、今日はチョコレートで、今日はドリンクで、今日はサプリで、というように摂取の方法を選択できるメリットになるということです。

同じ成分が入った商品が溢れている近年では、日ごろから摂取できる手段が増えていることから、自然に継続的な摂取ができ、健康の維持につなげることができると思います。

今回は例としてGABAを挙げましたが、そのほかの成分でもその量について意識することで、選択の幅が広がり、気分を変えて摂取できるようになると思いますので、ぜひご参考いただければ幸いです。

3. おわりに

今回は、視点を変えて健康食品を考えるの第2弾で機能性表示食品について書いてみました!

機能性表示食品は似たような商品の数が多くなってきているというのは
デメリットのように感じますが、理想の形になってきていると私は思っているのでその理由も含めて書いてみました!

今後もいろいろな有効成分が一般の食品と同じように摂取しやすくなれば、普段の食事で摂取する栄養と変わりなくなり、日ごろの健康維持につながっていくと思います。

機能性表示食品制度そのものは難しい制度のように感じますが、消費者の方のための制度ですので、その意義をざっくり理解していて損はないと思います。
健康食品業界のメーカーにとっては良し悪しがあるんですけど・・・・
それはまた別の機会にお話ししたいと思います(笑)

今回も長文お付き合いいただきありがとうございました!

翡翠




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