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皮膚の構造とは (サンプル)

みなさんこんにちは!
当アカウント管理者の鈴木です。
この記事は、当アカウントのメンバーシップであるエステサロンやリラクゼーションサロンで働くスタッフのための『セラピストのサークル』というコミュニティで毎週月曜日に配信する、人体の解剖学や生理学についての理解を深めようというブログベースのは配信コンテンツの中の1つのサンプル記事になります。

もちろんセラピストだけではなく、身体について興味のある一般の方や学生、アスリートの方など情報を得て頂くのは自由です。
この記事を入れて3つだけサンプルを全員公開しますが、それ以降は、月額1000円のサークル入会者のみへの配信になりますので宜しくお願い致します。

ターンオーバーについて

今回は、ターンオーバーをテーマにした記事になります。

皮膚の大まかな作りから見てみましょう!

皮膚は、人体最大の器官です。 2㎡ に相当する体表面をカバーし、その重さは、最大10kgにもなります。 皮膚は、体内の恒常性を維持しながら、外部環境に対する保護バリアとして働きます。皮膚は、大きく分けて3層構造になっています!外側から
表皮
真皮
皮下組織
そして、その下には筋肉があり、骨格(骨)という状態になります。
それでは、それぞれ詳しく見て行きましょう!

表皮

表皮は、厚さが平均約0.2ミリのとても薄い膜です。
肌(皮膚)のいちばん外側にあり、外部からの異物の侵入体の水分の蒸散を防ぐバリアとなって、内部を保護しています。
表皮は、外側から
角層(かくそう)
顆粒層(かりゅうそう)
有棘層(ゆうきょくそう)
基底層(きていそう)
の4つの層から成っており、その大部分を「ケラチノサイト(角化細胞、かくかさいぼう)」と、それが変化した細胞が占めています。

〇基底層
1層の「基底細胞(きていさいぼう)」などから成る層で、「基底膜」を介して真皮と接着しています。基底細胞は分裂して新しいケラチノサイトをつくりだします

〇角質層
体の部位や環境などによって異なりますが、およそ10~20層ほどの「角層細胞(かくそうさいぼう)」が「細胞間脂質(さいぼうかんししつ)」をはさんで重なってできています。角層細胞はケラチノサイトから変化した核のない細胞で、内部に「ケラチン」という線維状のタンパク質を大量に抱えています。

角質層の機能

①肌(皮膚)表面から、ほこりや菌などの外部刺激が体内に入るのを防ぐ
②体の水分が、体外に過剰に蒸散するのを防ぎ、体が乾燥しないようにする

※表皮には、その他の細胞もあります。基底層には「メラノサイト(色素細胞)」があり、紫外線から体を守る色素「メラニン」を合成します。日やけで肌が黒褐色になるのはメラニンのためです。

まとめ

一部ごとに勉強すると、全体が繋がっておらず、全体のイメージが出来ていません。なので、ここでは、今後も全体を把握してから細かい所に繋げていきます。

月額1000円の方は今回はここまでです。
ここからは、月額2000円の方用の、今回の座学を踏まえた手技の提案や深堀をさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。


<手技・深堀編>

今回座学を踏まえていかがでしょうか?
「これならこうすれば良さそう」
「こすればこうなりそう」
などアイデアは湧いてきたでしょうか?
座学知識は、新しい手技の開発や困っている問題の解決策に繋がりますので意識しながら読んでみて下さい。

今回の座学部分では特に手技で変化を与えられる段階ではないので、この座学部分をさらに深堀していきましょう!

<簡単に座学の復習>
・皮膚は、「表皮・真皮・皮下組織」の3層である。
・表皮は、「角層・顆粒層・有棘層・基底層」の4層である。
・基底層で「基底細胞」→「ケラチノサイト」に進化。このケラチノサイトが角質層まで押し上げられて、「角質」として剥がれ落ちる(ターンオーバー)。

<今回のテーマ>
①なぜわざわざ剥がれ落ちる物が生み出されるのか?
②①で何かそれに意味があれば、その生み出しを調整することがターンオーバーの調整に繋がるのではないか?

①なぜわざわざ剥がれ落ちる物が生み出されるのか?

まず、鍵になるのは角質として最後に剥がれ落ちる「ケラチノサイト」

ケラチノサイト=ケラチノ+サイト(細胞)
なので、「ケラチノサイト」というものは、細胞の名前です。
皆さん、「細胞の定義は何?」と聞かれたらなんと答えますか?
細胞とは=身体の組織を作るもの、小さな部屋を意味する
このように定義されています。

つまり、下の蜂の巣のように小さな部屋がたくさん集まって1つの大きなものを作っているということです。人間の場合はこれが身体ですね。
部屋になっているということはその中に何かがあって、それを守っているという意味でもあります。
ケラチノサイトの場合は、何を入れているのでしょうか?

答えは、「ケラチン」です。
ケラチンとは、線維状のタンパク質です。

余談ですが、僕はこれを高校時代に知っていました。高校の担任の先生が、「素手で窓ガラスを触ると指紋とかが付くけどこれは、ケラチンっていう油だからみんな、素手でガラスを触わらないように」と言っておりましたので、僕はケラチンをずっと皮脂だと思っていましたが、正確には「タンパク質」なので皆さんはお間違いがないようにしてください。

このケラチンを皮膚表面まで届けるために、ケラチノサイトというお部屋が生成されたということです。では、この「ケラチン」はそこまで大事なものなのか?

ケラチンは、
・損傷した細胞を修復し、細菌から保護するために皮膚に保護バリアを作成
・肌、髪の毛、歯と爪を強化するのに役立ちます。

皮膚表面でのトラブルを治めるだけでなく、その後のバリアも作ってくれるということです。つまり、携帯を落として、画面が割れてしまった時に、画面の割れを修復してから、しっかり保護フィルムまで貼ってくれるという状態ですね。

さらにタンパク質なので物質を作る働くもある。筋肉などの大きなものではなく、肌や髪の毛、爪や歯など小さなものを作るタンパク質です。ケラチンが不足すると、髪の毛がバサバサになったり、肌がボロボロ、爪が割れるなどという問題が起こります。

これらが分かると、「ケラチン」の重要性が大きく分かってきますね!ケラチンが重要ということはその部屋であるケラチノサイトも重要ですね!

それでは、2番にいきましょう!

②①で何かそれに意味があれば、その生み出しを調整することがターンオーバーの調整に繋がるのではないか?

ターンオーバーは、約28日で肌の表面へと移動。約14日間後に垢となってはがれ落ちます。これが正常な皮膚にはちょうどいいスピードのようです。

<ターンオーバーの調整(生成を整える)方法>

  1. ビタミン・たんぱく質を意識して摂取する

  2. 足りない栄養素をサプリで補う

  3. 紫外線対策を徹底する

  4. 保湿を徹底する

  5. セラミドやプラセンタをスキンケアに取り入れる

まとめ

さあ、今回はここまでしましょう!
やっぱり追及すると面白いですし、キリがないですね!(笑)
本当は、ビタミンに関しても、「なぜビタミンCが良いのか」「タンパク質とはいえ、筋肉系ではないということは摂るべきタンパク質は、植物性のタンパク質なのか」などどんどんお伝えしたい内容が増えて行きすぎるので今回はここまでにしました。


全体のまとめ

今回は、全員が全て閲覧出来たと思います。
僕自身も、これまでブログやInstagramとテキストベースの記事は経験がありましたが、ここまで本格的なテキストは初めてでしたので話がどんどんと派生していっていまい、申し訳ないと思います。
僕自身も記事を作成しながら、購読頂く方々がちょうどいい量をお届け出来たらと思っています。

イメージとしては、寝る前に軽い勉強ということで購読頂くイメージですので、それほど長いものは控えようと思っています。

短くても「そうなんや!」と何か1つ勉強になればと思っています。人はそこまで集中力持たないですし、書いてある内容全部覚えられないと思いますので何か1つだけお持ち帰り頂けたらと思います。

もう2記事ほどサンプルを作成しますので、確認してみてください。

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