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【第47位 リッジレーサー】1・2・3でゲームが変わった日

こんにちは、ハルリです。

今回は第47位の「リッジレーサー」をご紹介します。

このソフトは初代PlayStationと同時発売された記念すべきソフトで、私も思い入れの強いソフトです。

これまでの50位から48位までのゲーム紹介と違い、

「ハンドベース」「学校の先生」「甲子園」など、ゲームとは直接関係のないエピソードはほとんど出てきません(苦笑)

珍しく(!)ゲームの内容中心のお話となりますが、よろしければ最後までお読みいただけると幸いです。


1994年12月3日

「1・2・3でゲームが変わる PlayStation」

これは、プレステ発売時のCMのキャッチコピー

当時を知っている方は、覚えている方も多いんじゃないでしょうか。

1994年12月3日。それは大学2年生の冬。

インターネットもまだなく、携帯電話を初めて買ったかどうかの頃。

勉強もほどほどに、アルバイトメインのゆるーい大学生活を送っていました。

もし、今、大学生ならどんな風に過ごしているのかな?

と、ちょっとだけ思ったり。

ITの進化で当時と比べて、圧倒的にやれることが増えた現代。

でもどんな時代でも、やる人はやるし、やらない人はやらない

なので、当時と同じくバイトばかりやって、やっぱりのほほんと過ごしているような気もします。

そんな、ゆるーく過ごしていた大学時代、ソニーから発売されたのがPlayStation。

スーパーファミコンで面白いソフトはたくさんあるし、別にすぐにプレステを買う必要がないと思っていた矢先、

親友のS君から連絡が。

「PlayStation買ったよ!遊びに来ない??」

えーーーーー!

発売日にまさかこんな身近にプレステを買う人がいるとは!

秋も終わりを告げ、朝晩はだいぶ寒くなってきた12月初め。

すぐに彼の家へお邪魔し、早速、リッジレーサーをプレイすることになります。

衝撃

マリオブラザーズから始まった私のテレビゲームの歴史。

ファミコンで様々なゲームが発売され、スーパーファミコンの登場でグラフィックも綺麗になり、一段一段、着実に階段を上っていったゲームの歴史。

しかし、このリッジレーサーを遊んだ感想は、ゲームの歴史が階段を上るのを止めて、エレベーターで一気に屋上まで昇ってしまった感覚。

とにかく衝撃の一言でした。

これまで遊んだ3Dレースゲームを振り返る

これまで私が遊んできた3Dのレースゲームといえば

最初に遊んだのはファミコンで発売された「F1レース」

これは相当はまりました。思い出のゲームベスト100ならランクインしたかも!

確かコーナーを曲がらず、ずっとアクセル全開で走っていると、400kmを超えたあたりから、突然500kmぐらいの走行性能のターボ車に変わるという裏技が発見されてから、さらにはまった記憶があります。

次に遊んだ記憶があるのが、これもファミコンで出た「3Dホットラリー」

これはF1レースと違ってラリーということもあり、あまりスピード感は味わうことが出来ず、個人的にはそれほどハマりませんでした。


次に遊んだのはスーパーファミコンの「F-ZERO」

ファミコンからスーパーファミコンになってハードの性能があがり、これまで表現できなかったスピード感を体験できた傑作のレースゲームでした。

そして同じくスーパーファミコンで発売された「スーパーマリオカート」

もはや説明不要の名作です。超ハマリました。

抜群のゲーム性で特に対戦は盛り上がり、150CCで遊ぶとスピード感もかなり味わえます。

リッジレーサーの魅力


先ほどお話した、これまで遊んだ3Dのレースゲームは、車の後方からカメラで撮っている映像スタイルになっていますが、

このリッジレーサーは運転席からの映像になっており、まずはそれだけで迫力満点。

表現力にただただ圧倒されました。

私はどちらかというと、グラフィックの綺麗さやリアルさなどの表現力よりも、いかにゲーム性が高くて面白いかに重点を置いているんですが

ひょっとしたら<表現力>と<ゲーム性>の面白さを同時に味わえた、初めてのゲームだったのかもしれません。

リッジレーサーが面白かった点は3つあります。

半端ない疾走感とドリフト走行がとにかく気持ちいい

ハードの性能が驚異的に上がり、ただ走っているだけで疾走感を感じられることに加えて、

スピードを落とさず直線スピードとほぼ同じ速度でドリフト走行する感覚は本当に気持ちいい。

美しい青空のもと、海辺のリゾート地を走り抜けるコースは、疾走感と爽快感しかありませんでした。

何度でも挑戦したくなるタイムアタック

走るだけで本当に気持ちいいので、ついつい何回も繰り返しプレイしてしまうほど、中毒性がありました。

そうやって何度も繰り返しプレイしていると、必然的に上達し、走行タイムが徐々に早くなっていきます。

今、コンマ1秒に真剣になることってありますか?

あの時は、コンマ1秒でも従来の記録を更新して、自己ベストが出るたびに、充実感を覚えていましたね。

そのように、自分の成長を直に感じることが出来るため、これがまた気持ちよかった覚えがあります。

おしゃれでかっこいい

ゲーム全体の雰囲気が、とにかくおしゃれでかっこいいんです。

こういった雰囲気は、ファミコンやスーパーファミコンではあまりなかったように思います。

このゲーム全体の雰囲気にかかせないのがゲームミュージック。

プレイ中、軽快なテクノミュージックが本当におしゃれで、ゲームをよりかっこいいものに仕上げます。

テクノミュージックといえば、1994年から1995年頃って、たしか小室ミュージックが世の中に一気に広まったころですよね。

そういう意味でも、時代の雰囲気と完全にマッチしたゲームだったのかもしれません。

おわりに

発売から約30年経つので、もちろん、今プレイするとグラフィックが粗く感じてしまうと思います。

逆にグラフィック以外の面では、今遊んでも、きっと面白さは失われていないんではないでしょうか。

私はアーケードゲームをほとんどやらなかったので、アーケード版と比べてしまうと色々不満があったのかもしれません。

しかし、当時の私にとっては、新しい時代を感じることのできた、忘れられない一本です。

それにしてもファミコン、スーパーファミコンというと<大昔>という感じなんですが、PlayStationは、未だに<少しだけ昔>という感覚があります。

しかし、PlayStationも小室ミュージックも、はや30年経つんですね。

少し昔というより、もう立派な<大昔>です。

時の速さを改めて実感します。

リッジレーサー。30年前という<大昔>を感じさせないこのゲーム。私の思い出のゲームになくてはならない1本です。

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