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アンコール・ワットを訪ねて

真言密教のルーツを学び進めるとバラモン教に行き着く。参考文献を読み進めたらバラモン教=ヒンドゥー教原理と有った。ヴェ-ダ信仰とバラモン教を受け継ぎ、インド土着の宗教として生まれたのがヒンドゥー教で古来の神々を信仰する多神教で、特定の教祖や経典は持たない。アンコールワットの回廊には様々な神々の神話が彫刻されていた。様々な遺跡を巡り、全ての遺跡それぞれに纏わる神々の神話に興味を持った。「乳海攪拌」に登場する「女神アプサラ」を伝える伝統舞踊・アプサラダンスを拝見し、その可憐さに魅了されてアプサラの彫刻を購入して、しばらくは旅の余韻に浸ることにした。とても素晴らしい旅でした。

仏教はヒンズー教の一派のタントリズム(Tantrism タントラ教)の秘密の教義体系を受け入れた。それが密教となる。密教は呪文(真言・陀羅尼)、手の印相、曼荼羅を用いて修行の目的を達成しようとした。教義、儀礼は秘密で門外漢には伝えない特徴をもつ。これはヒンズー教化した仏教である。その結果、ヒンズー教の要素が増えて、ヒンズー教との区別がつかなくなってきた。それはインドで仏教が滅亡する致命的な原因の一つとなってしまう。
広済寺ホームページ 引用
https://www.kosaiji.org/Buddhism/mikkyo.htm


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