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月次概要

5/5に4月の月次を発表しましたので、振り返ってみたいと思います。

国内の月次速報です。
全店129.6  既存店126.0  客数117.4  単価107.3
店舗109になります。
内訳は一風堂87  エクスプレスが22


海外の速報です。
全店売上130.5  既存店122.5   客数115.3  単価106.2  
店舗65    ライセンス店舗75

為替による前年比影響     売上+4.0  客単価+3.5  
為替:(130~136円)

3月:売上+7.1 客単価+6.5     (129~137円)
2月:売上+16.6  単価+14.7   (128~136円)
1月:売上+15.1  単価+11.4      (127~134円)


出店

今月の出店は3店舗になります。

4/12に埼玉県川口市に「一風堂 樹モールプラザ川口店」をオープン
商業施設「樹モー ルプラザ」2 階にオープンしました。
座席数は44  営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー 21:30)
埼玉県で 5 店舗目です。
JR 川口駅東口から徒歩4 分と電車でのアク セス
辛もやし、辛 子高菜、紅生姜などの無料の副菜は、セルフサービスで食べ放 題。
ここは全国では数店舗でしか食べられない博多中華そばが食べられるそうです。


4/15に栃木県佐野市「一風堂 佐野高萩店」をオープン
東北自動車道「佐野藤岡IC」や佐野バイパスからのアク セスが良く交通量の多い栃木県道 9 号沿いに位置で、郊外型の店舗になります。
駐車場23台    席数 43 
栃木県初店舗、グループでは佐野プレミアム・アウトレット店に次いで2店舗目になります。
「白丸元味」「赤丸新味」に加え、 「博多チャーハン」「博多ひとくち餃子」などのサイドメニュ ーもご用意

4/28に神奈川県平塚市のアウトレット湘南平塚の2階にオープン
神奈川県内では10 店舗目、平塚市では初の一風堂
席数 53 
首都圏中央連絡自動車道や東名高速道路からアク セス良好
タ ブレットオーダーを導入しています。

ブランド

ラーメンの一風堂には2つのブランドがあります。
いまいちこの違いがわかっていませんが、家族連れなどでもゆったり過ごせる一風堂とフードコートに出店しているエクスプレスでいいのでしょうか?

一風堂
「白丸元味」、「赤丸新味」、「極からか麺」を看板商品に、都心路面店、都心ビルイン、ロードサイド等の様々な立地に出店

主力商品は三種類
白玉・赤玉・極からか麺があります。
ベースは白丸元味で、シンプルな豚骨ベースで、細麺になります。
赤丸は香味料と辛味噌を加えたスパイシーなラーメンなのでしょうか?
極からか麺も豚骨ベースに特製のラー油と香料を合わせた逸品。
赤丸との違いは、肉味噌とシーズニング天かすをトッピングしたところのようです。また胡麻ばくだんを加えると、味が変化するようです。
ちょっと食べたくなりました。

RAMENEXPRESS
より手軽にスピーディーに本格的なラーメンを楽しんで頂くブランド
商業施設内フードコートを中心に出店


一風堂以外では、2つのブランドを運営しています。
名島亭
久留米ラーメンと、福岡長浜の屋台ラーメンをルーツに持つ福岡の老舗ラーメン店ブランド 細麺と独特の風味の豚骨スープのラーメンを提供
因幡うどん
創業71年の老舗「博多うどん」店。福岡市内に9店舗を運営し「博多うどん」の代表格
厳選された食材と昔ながらの製法を守った「出汁」、博多独特のやわらかい「麺」が特徴


海外店舗

一風堂は早くから海外にも出店しています。
2008年にニューヨークのマンハッタンに1号店をオープンしています。
直営店は、北米(アメリカ)、欧州(イギリス、フランス)、オーストラリア、シンガポール、台湾、インドネシアに展開
ライセンスは中国・香港、マレーシア、タイ、フィリピン、ミャンマー、ベトナム、ニュージーランド)に展開
世界14か国で運営しています。

海外のブランドは国内の2つのブランドにKURO-OBIとGOGYOという
4つのブランドを展開しています。


3Q決算

2023年3月期 第3四半期決算補足説明資料

2月に発表した決算を振り返りたいと思います。
業績のハイライトです。
売上188億+33.3  営業利益15.6億+9,6億
純利益12億+10.6億
営業利益、営業利益率ともに修正計画、前年同期、コロナ禍前同期を全て上回る

四半期別の推移です。
売上は71.4億 営業利益は7.6億 利益率10.7%
売上はコロナ前の数値を上回っていないものも、
営業利益ベースでみると、3倍程度利益を出しています。
2Q比較でも、売上+9.4億 利益+2.4億

国内事業
国内売上高は30.9億と微増になりますが、利益は3.0億と前期と比較して、+1.2億になります。
前年より直営店舗数が12店舗減少しましたが、インバウンドの戻りも徐々に始まり、既存店前年同期比は14.3%増と好調
営業利益はDX施策等により収益性が改善

1月までの月次累計では114.8となります。
7月に価格改定を実施後、客単価は6~7%前後上昇していますが、客数の落ち込みはほとんど見られず、好調を維持しています。

3月の年間の累計では、120.8で着地しています。
ざっくり計算すると、1~3月は36億程度になると思います。


海外事業
売上は31.2億+80.0%  為替影響は20%になります。
営業利益は3.7億 営業利益率12.1%
前期と比較して、営業利益率は倍増しています。
為替影響は14.5%

12月までの累計では、既存店売上136.1 
期間限定商品の販売のほか、価格改定やグランドメニュー内容の 改定、デザートメニューの導入等を実施
モバイルオーダーの導入等、DX推進で収益性が改善

商品販売
売上22.5億+30.8 営業利益3.5億
ECサイトや一風堂関連商品、海外 商品の販売が堅調


セグメントの比較では、
売上:国内+561   海外+3617  商品販売+530
利益:国内+77   海外+757  商品販売+128

海外の回復が顕著と、国内は緩やかな回復
利益率でみると、海外の利益率が大幅に回復
商品販売も15.8%と高い利益率をキープして、利益に貢献

店舗状況

新規出店は、国内4  海外5

エリア別店舗数
国内145  ライセンス23
一風堂108   エクスプレス24
海外15か国で、137を出店
その内ライセンス73
合計282店舗
直営186   ライセンス96

国別:北米11 (アメリカ) オセアニア14(オーストラリア12) 
アジア105  と海外では最大の店舗展開  直営は37店舗
シンガポール12  マレーシア11   タイ21   フィリピン10  中国香港22  台湾17
インドネシア8   
欧州7  イギリス4   フランス3
コロナ禍で店舗数は減少していましたが、直近の店舗数は282とコロナ前の店舗数まで回復しています。

商品販売

商品販売には、ECサイト(国内) 、コンビニ・量販店向け、海外の量販店向けの3つの販売ルートがあります。

今期の業績予想


今期の業績予想です。
国内112億+8.8、海外105億+55.0、商品販売26.6億+20.4
連結で、売上は245億の計画

営業利益は、国内は5.4億+0.5億  海外11.5億+5.4億
商品販売3.7億+1.04億
連結では、17.1億+6.6億

過去5年の推移で見ると、
売上は店舗数が減少していることもあり、コロナ前の数値までは足りてないですが、利益は2倍近く稼いでおり、利益率2~3%前後でしたが、今期の計画では、6.9%とかなり収益性が改善しています。昨年と比較しても+1.5point
改善しています。
その理由としては、モバイルオーダーやモバイル決済等の各種DX施策が大きいと記載があります。

社長

3.15に代表取締役社長が交代しています。
創業者の河原さんは、会長に異動し、
新しく山根さんと言う方が就任しています。

会社のnoteの中に、山根さんの記事があります。
経歴で見ると、2010年に入社しています。翌年には、マネジャーになり、海外を拠点に活躍していたようです。
2012年には、執行役員になっています。
物凄いスピードで出世しています。
2018年に、本部長、2020年に取締役になって、3年で、CEO になっているので、かなり期待されている人物なのだと思います。
年齢も40代と若いですね。


海外で30店舗、 国内も15~20店舗は毎年出店を考えているようです。
特に山根さんの経歴をみると、さらにグローバルに出店を進めていくのではないかと期待ができると思います。

今後の活躍を期待したいと思います。


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