何事も遅いことなんてない~新しい音色に出合う旅~なりたい自分を目指して~
大人になってから始めたことに「ピアノ」がある。しかし、ピアニストになりたいわけでも、コンクールに出たいわけでもない。さらに言うと、脳トレのために始めたわけでもないのである。
では、なぜ始めたかというと、単に「やりたい!!!!」という強い衝動と好奇心が背中を押したからなのである。
そこから私の「新しい音色(出来事)」に出合う旅がスタートしたといっても過言ではない。
何事にも遅いことはない。これは、これまで様々なことにチャレンジしてきたつもりの私の合言葉の一つである。
20歳過ぎから始めたピアノも、干支が一回りする年まで続けてくることができた。一昨年まで独学だったこともあり、指番号も適当であったし、初見で弾けるような曲は皆無だった。それでも自分では、上手でもないが、下手でもないと思っていたのである。この変な自信があるのもまた、続けてこれた一つの理由なのかもしれない。
家族に音楽をやる人はいないが、なぜか私はピアノに心を奪われたのである。今振り返ると、はじめはそもそも両手で弾けない曲もたくさんあった。途中で断念した曲や歌も数多くあった。それでも、なぜかピアノを辞めることはなかった。
弾けるようになりたいという一心が私を支えたのである。そして、そもそも私にとっての目標というのは、「~ができるようになりたい。」という気持ち1つなのだ。
英語を勉強した時も、他の外国語を勉強し始めた時も、水泳教室に通った時も、スキーに初めてチャレンジした時も、私はいつもできるようになった自分の姿を一心に思い描いていた。
今の私にとって、なりたい自分というのは、「~できるようになりたい。」と思い続けられる自分なのかもしれない。
今年人生で初めてコンサートに出る予定である。初めての大舞台で緊張しないと約束はできないけれど、精いっぱい自分の演奏をする姿を今から思い浮かべては、わくわくが止まらない。
いつまでも自分の心の好奇心を止めないで、生きていきたいのである。
何事も遅いことなんてない。きっとこの言葉をおばあちゃんになっても、人生の最後の瞬間までそっと握りしめて生き続けていくと思う。そんな未来の自分に出会うのも今からとっても楽しみなのである。
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