good_beetle99(中村周 Shu Nakamura)

戯言です。

good_beetle99(中村周 Shu Nakamura)

戯言です。

最近の記事

「大切なうた」

 https://linkco.re/t8MHxm1h  この曲を書くにあたってインスピレーションを受けた作品がある。あえて曲名は書かないけど、共依存するばかりに悲しい末路を迎えた2人についてのうただ。だからこの曲のテーマは「依存」だ。なんでもそうだけど、恋愛にもいろんな側面がある。それは時に美しく魅力的で、時に誰も踏み込めない深海のような、深くて暗い世界への入り口みたいなものでもある。僕は飛行機から真っ青な海を見るような視点で恋愛について書いた。そっちの方が自分らしいかな

    • liveした。

       hisomine.com  昨日1年ぶりにライブした。踏み出した一歩がどこへ向かっているのかはわからない。だけどライブをした、一歩踏み出した。それは良い悪いではなく、歴とした事実であって、消えることのない僕の履歴だ。またすぐにライブがあるからそんなふうに浸ってる余裕もないのだけれど。  昨日は本当に色んな人に感謝した。ここに一人一人名前を乗せたいくらい、みんな優しく、暖かく、自分も人に同じように接することができるようになりたいと思った。会場の大宮ヒソミネも10周年を迎える

      • THE STROKES IN FUJIROCK

         言葉が見つからない。一体何を言えばいいのか。何か言うことが間違ってるとさえ思えるくらい、あの夜は完成されていた。  高校生のころ、数少ない友人であり、いずれ親友となるSからいろんな洋楽を教えてもらっていた。BUMPやRADを聴いてた自分にとってはどんなビッグネームだろうと新鮮で、かっこよくて、いつかミュージシャンになりたいと思うきっかけのひとつにもなった。その中にTHE STROKESもいた。  僕はその頃綺麗なメロディ(通称美メロ)を奏でるバンドが好きで、ゲオ(だったと思

        • 『笑って人類!』と太田光。

           爆笑問題、太田光が好きだ。  30年以上も活動している爆笑問題を好きになったのはたったの3年前で、ファンを名乗るのは少し気が引けるが、この数年物事の考え方の角度が変わった理由に少なからず彼の存在はあって、彼の言葉に救われたこともあった。  今回は太田光として大作「笑って人類!」の感想と彼の魅力について少し書こうと思う。  この作品は現実世界をオマージュしてファンタジー風に味付けされた作品である。大まかに言えば、世界平和を目指してダメダメな総理大臣が奮闘するという、時に

          島本理生「ファーストラブ」を読んで。

           読み終わりたてほやほやのうちに。あんまりダラダラ書くんじゃなくて、内容にもあんまり触れないようにかんじたままに。  どんな問題が世の中には存在するだろう。その数は数え切れるのだろうか。その幾つに答えがあるのだろう。きっと僕もいくつも問題を抱えている1人だと思うし、僕の好きなあの人も、僕の想像を超える暗闇の中にいるかもしれない。  この本を読んで、そんなことを考えた。考えれば考えるほど、苦しくなるだけで何もできない。何もできないと思った。でもそうじゃないんじゃないかと思い

          島本理生「ファーストラブ」を読んで。

          Porter Robinson LIVE IN TOKYO

           ポーターロビンソンのライブへ行った。去年からの新参とはいえ毎日のように聴いてたほど、彼の音楽に取り憑かれていた。それ程彼の音楽は素晴らしかった。  開演。会場の照明が落ちる。ライブでテンションがマックスになるのはいつもこの瞬間だと思う。これから起きることへの期待と喜びとイメージが頭の中を凄まじい速さで駆け巡っていく。  スクリーンに光の糸が映し出され少しずつ会場を照らしだす。ポーターロビンソンが入場してきたときの大歓声を聞いて、少し感動する。コロナ禍では、こんなに叫びたが

          窪美澄「じっと手を見る」を読んで。

           今回のタイトルはしっかり内容とあてはまる。今回は読書感想文(ネタバレなし)です。  この本を読み始めたのは仲良しミュージシャンからトリキでおすすめされたからだから…まあまあ前だ。どちらにしでこんなに一冊の文庫本をじっくりと読んだのはいつ以来だろう。山本文雄さんが亡くなった時にプラナリアをよんだ時(不思議なことにタイトル買いして読み始めた次の日に亡くなったからトリビュートで読んでたわけじゃない)だから一年半弱ぶりか。いや、よく感えたらプラナリアを読み終えた時期に勧められてしば

          窪美澄「じっと手を見る」を読んで。