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スポーツってすごいな!【スポーツをやめて気づいたこと】


スポーツをやめた理由

小中高校とひすら一番になれる競技を探していた。運動神経が良かったから。剣道、水泳、テニス、バスケ、バレー、ボスダリング、多くのスポーツをやってはやめてきた。新しく初めてはある程度のレベルまでは行けた。チームで一番上手いくらいまでは行けた。でもチームの外を見ると圧倒的な上手さ、強さ、センス、を持った人たちを見てここは自分のフィールドじゃないなと思い幾度と諦めていた。それを繰り返していき、気づけば大学生になっていた。今年のパリオリンピックでは同世代のアスリートが出場するだろう。ついこの間まで自分も世界で活躍できる能力は持っていると思っていた、が今テレビの中のアスリート達を見ていて自分との計り知れない大きな差に絶望し、悲しくなる。スポーツで活躍するのを夢見ていた私にとってその目標がなくなり始めた。そして、スポーツから離れていった。

スポーツを辞めてから見る大学スポーツ

全力で試合に臨む選手はとてもかっこいい。今日、大学弓道の関東大会を見て感じた。選手の真剣な姿は鳥肌が立つほど私に衝撃を与えてくる。私はどのレベルでも常に劣等感を持ち、こんな舞台で真剣になんでやってられない、真剣になんでダサい、もっと上があるしゃないか、といつも本気で真剣に競技に取り組んだことなんてなかった。遠い目標を目の前にあると錯覚して空回りをしていた。でも、今日の弓道を見て感じたのは、選手たちは目の前に小さな目標の設定し真剣に取り組んで成し遂げてきたからこうして関東大会で戦えるまで上り詰めて来たのだと自分との差を肌で感じた。そして、私の惨めさを痛感したと同時に選手たちに対するとてつもない大きな尊敬を持った。おそらく弓道を初めて数年、数十年と長年弓道を続けてきた人達ばかりだろう。彼ら、彼女らにも弓道をやってて苦しい時期があったに違いない。それでも続けてきたその情熱、思い、考えは私のスポーツに対する思い、姿勢、には比べ物にならないものと想像できた。多くの競技を経験してきたからこそ1つの競技だけを続けていく難しさは誰よりも知っている。ただ知っているだけで自分は何もしてこなかった。

今後の目標

まずは最近やっていなかったが部活に入っているボルダリングを再開して続けていく。今までやってきたスポーツが無駄だったとは思わない。今までやってきた競技でいい。まずは、競技と真剣に向き合うそれが全てだと思う。遠い結果だけを求めて今の自分を見失ってきた今までの自分から目の前の小さなことを大切に積み上げていく、そうやってスポーツと向き合っていきたい。継続して小さな成長に喜びを感じていく。それが私の目標です。


今日、弓道の観戦に呼んでくれた友人にはとても感謝している。

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