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そろそろ独身という言葉を見直さないか

私が独身だと言うと不思議な生き物を見るような目で見られることがある。
もしくは、触れてはいけない話題に触れてしまった時のような微妙な空気になることもある。

そして、ごくたまにだが、
「え、何で?」
「寂しくないの?」
とストレートなリアクションをとる輩もいる。

いや、待ってくれと。
独身と言っただけで、パートナーがいるかもしれないし、もしかしたらめちゃくちゃ友達が多くて毎日が充実してるかもしれないではないか。

別に独身だからと言って孤独なわけでは無いし、結婚していても家族と折り合いが悪ければ孤独を感じている人もいる。

なのにどうして独身と言うだけでこうもネガティブなレッテルが貼られてしまうのか。

これには仕方ないところがあると思う。
何を隠そう、私自身も自分と同い年くらいの人が独身だと聞くと、
「少し変わった人なのかな?」
「何かしら思想が強いのかな?」
と先入観を持ってしまうことを白状する。
許してくれ。

このバイアスの原因は、
「独身」
という言葉にあるのではないか。

独身という言葉は響きが悪い。
特に「独」という文字が致命的である。
孤独の独である。
これでは独身=孤独、と先入観が埋め込まれてしまうのも仕方がないではないか。

人間産まれたときは誰だって独身だ。
ごく自然な姿であるはずなのに、このネガティブな言葉の響きのせいで妙に偏屈な印象付けをされてしまうのはやるせない。

結婚するのが当たり前ではない時代になった今、
そろそろ独身という言葉を見直すときでは無いだろうか。

結婚という古くからの習慣である契約をしていない、ごくごく自然で自由な状態。自由で楽しく充実したライフスタイル。これをどうにか新しい言葉で表現できないものか。

独身に変わる新しい言葉について帰宅途中の電車の中で考えてみたので、発表させてほしい。

楽身(たのしん)

たの-しん【楽身】
読み方:たのしん
1.結婚しておらず、自由で楽しい状態、またはその身分。
2.結婚という契約をしていないだけのごく自然な状態。

異論は認める。
皆も良いアイデアあればどんどん出して欲しい。
独身の意味を再定義して、新しい生き方を模索していこう。

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