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那須高原田舎(農家)暮らし③<震災から10年経って>
東日本大震災から今日で10年。
那須高原に移住して、農家になりたてだった10年前。
知り合いも少なくて、野菜の売り先も少なくて。
これからどうなるんだろう、農家なんてやっていけるのかな、と思っていた震災直後。
震災の次の日の朝早く、まだ出会って間もない友人が「大丈夫だった?」と家まで様子を見に来てくれた。その気持ちがありがたかった。
Twitterでのガソリンスタンドやスーパー、コンビニなどの情報交換から始まり、那須高原に移住して宿泊施設やカフェ、レストラン、観光施設などの仕事をやっている人たちとの交流が始まった。
みんな「なんとかしないと」「何かやろう」って思っていた。
震災後、半年もしないうちに頼れる仲間がたくさんできた。
那須高原田舎(農家)暮らし①にも書きましたが、震災から復活し始めた那須高原の観光も、去年のコロナウイルス&緊急事態宣言&外出自粛で、また窮地に。
でも私は今回は割と落ち着いている。
10年前よりは農家としての自信もついたし、野菜を買ってくれるお客様も増えた。
今回もきっと、友人たちと一緒になんとか乗り切っていけると思う。
10年前の今日はまだ知り合ってない友人たち。震災が無ければ、知り合っていなかったかもしれない。
もし10年前の今日の私に声をかけられるなら、「今は心配だろうけど大丈夫。これからたくさんの仲間ができるから。農地も借りれるし、10年後も農業やってるよ。」って、教えてあげたい。
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