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感覚ではなく実証しながら農業に向きあった2021年

2021年の3月から7月まで参加した一次生産者向けのzoom勉強会「かん味処」。旦那が農家になって10年と少し、専業で私も農業を手伝うようになり3年くらい?かな。
「感覚」だけでなんとなく仕事をしていた私がこの「かん味処」に参加して、今シーズン実戦した主なものが2つ。
1. 「農業も数字で実証しながらやる」
2. 「お客さんのneedsとwantsを常に考えて野菜を売る」

1-農業も数字で実証しながらやる

数字で考えたことは以下。
*各野菜の収穫の順番、時間、スピード
*無駄なく収穫、収穫サイズも考える
*ボードン袋の値段を貼っておく
*販売用は何が何袋売れるかを考えてから収穫
*毎日の気温、野菜の状態、販売数や販売金額の記録をつける
「なんとなく収穫」→「何分で何コンテナ収穫」
「なんとなく袋詰め」→「効率よく袋詰め」
もちろん、全てが思った通りにいくわけではなかった。野菜の販売所の隣が作業小屋なので、お客様と話したりして時間を取られることもしばしば。
でもこのおしゃべりが次につながる大切なヒントをくれることも多くある。で、次へ。

2-お客さんのneedsとwantsを考えて野菜を売る

今までだって、お客さまのことを考えて野菜を販売していたと思う。しかし、「かん味処」を受講し、もっとできることがある、やってなかったことがある、と気付かされた。
*毎日同じ時間にSNSでの野菜販売情報をのせる
*無人販売所のオープンの時間を守る
*オープンの時点で野菜の種類、量をある程度並べる。人気の野菜は何時に並ぶか張り紙してSNS発信。
*売り場は清潔に、シンプルに、見やすく。
*POPは斜め45度下に貼る 文字は大きめ
お客様とのたわいないおしゃべりの中にもたくさんの気づきがあった。「二人暮らしだからきゅうり3本でいいの」「トマトはたくさん食べるから¥500くらいがほしいわ」
*同じ野菜も大袋、小袋など買いやすく。
お客さまがいつも買う野菜を覚えて、タイミングよく並べたり、取り置きしてあげたり。
*珍しい野菜、こちらが売りたい野菜にはPOPやレシピを。

3- 2021年取り組んでみての感想

まーあ、忙しかった。8月から12月までずーっと忙しかった。夏は仕事が終わるのが8時や9時の日も。
忙しかったのには、まだまだ私が効率よく動けていないこともある。朝一番で買いにくるお客さまをがっかりさせないように、出来るものは前日に袋詰めしたかった。
忙しさと比例して、無人販売所、各マルシェでの野菜の売上が伸びていった。
お客さまが友達を連れてきてくれたり、SNSでコメントくれた人が来てくれたり、ご家族での旅行途中に寄ってくれたり。無人販売所に来る人の数が増えた。
無人販売所の横の作業小屋で仕事をしていて、ちょっと嬉しいことがある。
無人販売所に入ったお客さまが、
「やったートマト始まったー!」
「いろんな野菜があるー!」
「この野菜美味しかったのよー」
「今日は何買う?」
など話している声が聞こえることだ。
作業しながら思わずニンマリしてしまう。
そんな話し声の中に改善のヒントがあることもある。
2022年、今年は去年の反省を踏まえて、もう少し効率よく仕事ができるよう、作業スペースを改善していきたいと思っている。
まだまだ出来ることがある。
ちょうど昨日で5月から付けていた記録ノートが終了した。
1月から新しい記録ノートを作って、お客さまのneedsとwantsをしっかり把握しながら、今年も記録していこう。

そして最後になりますが、「かん味処」で指導してくれたKanさん、一緒に勉強したみなさんとTwitterで繋がって、お互いの近況がわかりコメントしあって、みなさんのクオリティの高い生産物を食べられたことが、ホントに良い刺激になり、支えにもなりました。
ご縁に感謝です。ありがとうございました😊

#かん味処 #私の仕事 #農業  

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