敗者

日本の読解力が下がった理由

どうも、関西の教育大学に通う大学生のゴメスです。

今回は最近ニュースで話題の読解力が低下した事実について、書いていきたいと思います。

結論からいうと、今の日本の教育システムが生んだ結果です。

どういうことかと言うと、今の時代では暗記の詰め込み勉強といわれるくらい、暗記をすることで点数が取れてしまいます。暗記を助長した要因として、塾の台頭、プリント学習、など勉強の効率化を図ったことが、読解力の低下につながっています。

このように僕がいうには、根拠があります。『ごまかし勉強』『AI に負けない子どもをつくる』この2つの本を参考にしながら書いています。

『ごまかし勉強』とは、問いと答えの間にある“過程”を無視し、一問一答形式でテストをこなしていく勉強のことです。点数は伸びますが、“なぜそれが正解なのかわからない”、というような状態が起きました。分からないからさらに暗記して覚えまくる。そうしたことによって理科や社会が“暗記科目”になってしまいました。歴史を勉強するときも“因果関係”があるのに、その“因果関係”を無視し、重要なところだけをピックアップ読みし、暗記する。それを繰り返していった長文読解や論述問題を解ける生徒が少なくなり、受験スタイルも変わってしましました。英語一科目で受験できる制度があるなど、受験制度が多様になりました。もちろん“個性ある生徒”を受け入れるため、学校側の配慮もあるので、こうした学校側の動きはとてもいいと思います。しかし、そういった制度を都合よく使い、その一科目だけに全力で取り組み、他の科目は“捨てる”といった動きが出てきてしまいました。

ここで他の科目を捨てるという選択肢をする生徒の頭の中を解説したいと思います。

『1科目だけで受験できる』☞『あと4教科いらないじゃん』☞『めっちゃ楽な受験方法だ』☞『ほかの科目勉強せんとこ』

このように楽に楽に、逃げていった結果、“自分の分からなそうな問題に遭遇したら解かない”という選択をする子が増えたそうです。日本人のテストに“空欄”の解答欄が多いのはこのような思考を持つ子が多いからです。

なぜ部分点などを取りにいかず、空欄にするのか

それは一問一答形式の暗記でしか勉強をしてこなかったので、正解は一つしかないと思い込んでるからです。問題を読んで自分でやわらげるチカラを持ち合わせていないからです。これは今の大人の方にも言えることです。今まで暗記しかしてこなかったから、要因から結果に至るまでのプロセスを言えないから、プレゼンにどこか説得力がないなど、様々なところで、読解力がないことが影響しています。

今回の読解力低下のニュースは、私たち自身、今まで目を背けてたことに、向き合い克服するときが来たのかもしれません。改めて自分の生活を見直し、より良き人生にするための一歩になるかもしれません。

これから頑張って社会に立ち向かうためのチカラとします💪みなさん応援お願いします🙇‍♂️🙇‍♂️