すぱんじぇん

にせんねん

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最近の記事

希望は何処へ

自らの幸せを願うのは当然のことだが、それが報われないときはどのような顔をして生活するのが正解なのか。澄ました顔で何もなかったかのようにしているほうが良いのか、それとも感情を大きく出して助けを求めるのが良いのか、人の本性は追い込まれたときに出るとよく言うが正直追い込まれることに慣れてしまうとそれが普通と誤解してしまう。だからこそ感情の管理をうまくすることがこの先の人生において意味を成すのではないか。  今まさに自分は負の感情に支配され、底のない恐怖に慄いている。ここから抜け出せ

    • 死ぬ覚悟がないダメ人間の戯言

      死にたいと口癖のように繰り返す皆さん。本当に死ぬ覚悟を持っていますか?私にはどんな時でもその覚悟が持てませんでした。死にたいのに死ぬのが怖いのです。今まで辛いことが沢山ありました。いじめなんて小中高、更にはアルバイト先でも経験しました。希望の見えない人生に絶望感すら覚えていました。アドバイスを求めても返ってくるのは「この先良いことあるよ」とか「これから先はもっと大変だ」とか的外れな回答に飽き飽きします。理想の答えは寄り添いや労いの言葉なのです。でもそんなことをいちいち言わずと

      • 答えのないしんどさ

        とにかく幸せがうらやましい。小さい時から試練と呼ばれる出来事続きだった自分にとって一番手に入れたいものでもあった。でもこの後いいことがあるからと言われ続けて成人してしまった。  とことんついてない。なぜなのか自問自答する日々である。いつもいつも自責に落ち着いてしまう。自分の場合とにかく交友関係に致命的な欠点がある。それは見る目がないということでもある。もちろん優しくて性格が合う人も沢山いるが、なぜか性格に難がある人がどんどん釣れる。時間にルーズすぎたり、デリカシーが致命的で

        • ストーブは暖かい

           僕は今何を考えているのだろうか。やらなきゃいけないこともなく、自分と向き合うことを許される時間は意外と少ない。大学生の時まではその時間からひたすら逃げ続けて社会人になれば考える暇もなくなって今まであまり考えてこなかった。身内の人間はみんな親切で特に何の不満も感じさせないほど完璧であこがれる暇さえ与えなかった。そんな環境に満足どころか多少の不安を抱えながら今日まで生きてきた。  人間は出会いと別れに一喜一憂する生き物だ。誰だって別れたくはないし幸せならばそれが少しでも長く続く

          ゆめをかなえる

           木陰から飛び出してきた子どもの影は日が高い時間とは思えないほど淡く今にも消えてしまいそうだった。シルエットもぼやけているように見えたが、それよりも影の淡さに目を取られた。するとその子どもはいつの間にか姿を消していた。目の前で起こったことを科学的に証明するのは困難であり、誰も信じてもらえないだろう。それでも気のせいで済ませたくないもやもやが身体中を駆け巡った。  昔から運に恵まれないことが多かった。それだけならまだましだが、いじめの標的にもなっていた。まるで死神に魅入られた無

          ゆめをかなえる