ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?
おはようございます。
GUIデザインについて、学びの幅を広げまして、フォントについて学んでみました。
1冊目として、フォントデザイナーの小林卓さんの著書、『フォントのふしぎ』という本を手に取ってみましたので印象的だった部分をアウトプットしようと思います。
1.ブランドのロゴ
本書の表紙に、「ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?」とサブタイトルが書かれていました。
確かに、デパートとかにいくと、ブランドのフロアだけ圧倒的な高級感を感じます。それは店の雰囲気もそうですが、入り口にバーンと書かれているブランドのロゴが醸し出す雰囲気もあるように感じます。
第1章を開いたときに取り上げられている、「LOUIS VUITTON」や「GODIVA」は言わずと知れた高級ブランドですが、こうやって文章の中で文字として書いても高級感は感じません。。
「SERIA」「LOUIS VUITTON」「BOOK OFF」
と、100円ショップと古本屋の名前に挟まれても、高級ブランドのブランド名が浮いてる感じはありません。笑
やはりフォントが果たす影響は大きいということでしょうか。
上記のロゴにはある工夫がされているそうなんです。
本書ではこのように説明されていました。これが所謂「王道感」を醸し出していると言うのです。
確かに、「LOUIS VUITTON」も「GODIVA」も一般的な文章と比べるとも時間が広くとられており、ブランド名が余裕を持って堂々と佇んでいる印象を感じます。
また、「O」と「I」を比べると顕著ですが、広い文字はとことん広く、狭い文字はとことん狭く幅が取られており、メリハリが気持ちいいです。
「I」という1文字に「O」と同じ幅を用いても、文字間に空白が大きく生まれて、なんとなく不安定感を感じそうな気もします。
セリフ(文字の恥の尖った部分)が取り除かれているのも結構大きなポイントかなと感じていて、筆記体にしたり、斜め字にしたり、セリフをつかったり、変な小細工をせず、ローマ字をそのまま使っているところにも余裕を感じます。
本書には取り上げられていない、色々なブランドのフォントも注目してみてみようかなと思います。
2.太字と細字(ボールドとライト)
太字と細字の使い方についても触れられていました。私が今まで意識していた使い分け方が古いことに気付かされました。
こちらが本書で書かれていた解説になります。確かにダイアリー手帳とかでは、日付が最も大きいフォントで細字で書かれていて、曜日が小さいフォントで太字で書かれていたりします。
大きくて太いは主張が激しすぎる。確かにと思いました。
フォントを見たときに人が感じる印象に対して、気遣いまで考えられているのかと、今まで気づかなかったと言うことはそれが自然と言うことなので、すごいなーと感じました。
このフォントサイズと太字の使い方は、ソフトウェアのGUIでもそうですし、プレゼンのパワポ資料でも活かせそうな気がします。
今まで私が作成していたパワポ資料では、一番重要なことの文字サイズを最大にして、さらに太字にしてとにかく主張する!という気持ちで作ってしまっていました。
もう少し気遣いのある、洒落たプレゼン資料を作れるようにフォントにもこだわりを持っていきます。
太字と文字サイズの使い方についても、今後注目していこうと思います。
3.まとめ
こんな形で、意識しようと思わなければ気に求めないような、しかし世の中に溢れているフォントについて学ぶことはとても面白かったです。
今後、見える世界が変わりそうだなと、アウトレットやショッピングモールに行ったときはフォントばっかりしにしてしまって忙しくなりそうだなと感じました。
あとは、フォントと同じくらい、カラーの使い方も人に与える印象としてとても重要だと感じているので、この次は色が与える印象とか、世の中での使われ方とか色々学んでみようかなと思ったりしています。
それでは。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?