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【合格・振り返り】ディープラーニング・G検定

G検定試験事務局よりメール受信。

■合否結果
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【 合 格 】
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総受験者数 7,399名
合格者数  4,769名

合格率は64.45%。(日本ディープラーニング協会のHP情報)
試験日は11月6日。2週間も前のことなので忘れてしまった部分もありますが今回の挑戦を振り返ります。

試験を受けた理由は?

Aidemyのデータ分析講座を今年受講し、いろいろコーディングしましたが、コードの意味をあまり理解していない、と感じることが多々ありました。
例えば、以下のディープラーニングのネットワーク構造のコードでは、「sigmoid」や「softmax」の意味をさっぱり理解していない。
何となくコーディングしている、そんな感じ。

model = Sequential()
model.add(Dense(256, input_dim=784))
model.add(Activation("sigmoid"))
model.add(Dense(128))
model.add(Activation("sigmoid"))
model.add(Dense(10))
model.add(Activation("softmax"))

これではいけない!
僕はコーディングはあまり好きではなく、それより何でそのようなコードになるのか、を考える方が楽しいタイプ。
理論が知りたい。最適なコードを知りたい。自分の理解度を確かめたい。
これがG検定を受験した理由です。

試験対策は?

「1週間で受かるか?」の記事のとおり、試験対策として勉強したのは本当に1週間です。ただ、Aidemyで勉強していたため、ディープラーニングの基本は学習済み。何も知らない人が1週間で受験するのとは大分異なります。

初学者が1週間で合格することも可能かもしれませんが、意味があることとは思えません。G検のシラバスにあるとおり勉強範囲は幅広い。せっかく勉強するのであれば、きちんと自分のものにしたい。初学者なら2-3ヵ月かけて理解しながら勉強するのが良いのではないか、というのが私の考えです。

基本的なことを理解済みであれば、1週間の勉強でも十分合格できます。
以下のように1週間を過ごしました。

月曜日~金曜日 : 問題集(黒本)にトライ + 集中テキストを読む
土曜日 : 試験日

このような試験は問題集が一番、と5日間かけて全問解き、解説もしっかり読みました。使った時間は毎日1~2時間くらいです。
また、集中テキストをささっと読みました。2-3時間くらいだと思います。

しか~し、試験前日、金曜日の夜に重大なことに気が付きます。
ふとAmazonで黒本のレビューを見ていたところ、「本番の試験と難易度が違う気がする」というコメントが。
ヤバい。油断してた。。。
試験は午後1時。午前中があるので、集中テキストの模擬試験をやってみることにします。

翌土曜日午前9時。集中テキストの第8章:模擬試験(191問)を解き始める。確かに黒本より難しい。。。
採点含め1問1分で終わるわけないので、問題を解かずに回答・解説を見る、という読み方にします。
191問目を読み終わったのは12:40。試験直前。何よりヘトヘト。
こうして午後1時から2時間のテストに突入していきました。

結論ですが、「集中テキスト&問題集」を試験直前に読んだのは効果がありました。合格できたのはこれが決め手だったのかもしれない。表紙にある「この1冊で合格!」は嘘ではありませんでした。
また、黒本はこれはこれで価値があります。実際の試験よりは簡単ですが、理解を確認するツールとして役立ちました。

実際の試験は?

正確な問題数を覚えていませんが、191問だったようです。
難易度は黒本より難しく、集中テキストの模擬試験のレベルでした。
1問1分では時間が足りないので、とにかく最後まで一通り問題を読み、解ける問題はさっさと解く、分からない問題・悩みそうな問題は「チェック」するという方法を採りました。(この手の試験にはよくありますが、問題にマークをする「チェック」機能があります)

このテストは参考書を見たり、インターネットで調べることも可能。しかし、調べること自体が余計な時間を使う。ということで「集中テキスト」を側に置き、専門用語の問題など必要な時のみ「集中テキスト」を見ました。これも一通り読んだからこそできたことだと思います。

最終問題を読み終わった時、残り時間は40-50分、3割の問題は未回答。ただ逆に言えば、7割の問題は回答できたため、合格できただろう、という感触を得たのもこの時でした。
時間を目一杯使って残り3割の問題を解いて試験は終了しました。

一つ反省点があるとすると、回答済みでも悩んだ問題は「チェック」しておけば良かった、ということです。
私は「チェック = 未回答」の意味で「チェック」機能を使いましたが、問題一覧より回答済みか未回答かが一目で分かるため、「チェック」の使い方を間違えました。
後半の問題を解いている際、前半で少し悩んだ問題の回答が分かったのですが、回答済みで「チェック」していなかったため、その問題を探すことができませんでした。ちょっともったいないことをしました。

この試験で思うこと!

合格したからといって、就職できたり、昇進したり、そのようなことに結びつく資格ではありません。
ディープラーニングの理解度を確かめる、その点において非常に有益な資格です。私自身、この1週間の勉強で相当理解度が進みました。

ディープラーニングを多少かじったことがあるので、より理解を深めたい。

このような方が受験する資格だろうと思いました。
あと、受験料の13,200円。もう少し安くなったらなあ。

今後も突然何かに挑戦するのでお楽しみに。

(おわり)

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