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海外での日常生活

何度も書いてることかもしれないけど初めて海外に行ったのが、14歳。
そこから毎年のように海外に行きスキーをしています。
選手時代から指導者を志して、今では選手とともに国内外問わずいろいろなところに行っています。

海外での日常生活と書いていますが、実際には同じ場所に定住しているわけではなく、拠点となるアパート暮らしであったり、練習やレースのときにはホテル暮らしをしているわけです。

ですので、偉そうなタイトルの割には滞在日数は長くても数ヶ月単位であり意外と短いです。

このように前振りをしましたが、生活してることには変わりは無いので海外でどんなことをしているかと言うことを今回は書いていきたいと思います。

インターネットのない時代は、成田空港の本屋さんで小説を買ったりしていました。その本屋さんで先輩に勧められて読んだ落合信彦さんの本は自分の考え方をすごく変えてくれました。

また、あてもなく本屋さんに行くことも好きなので、遠征用に本を探してタイトル買いをして、どっぷりハマったのが沢木耕太郎さんの深夜特急。

ニュージーランドに行くまでの往路の飛行機で全部読みきった位にのめりこみました。

同時期に買ってはまったのが大薮春彦さんの伊達邦彦シリーズ。

基本的には、遠征前日はほぼ寝ないで、飛行機の中で爆睡していくパターンが多いですが、カバンの中に必ず本は1冊入っています。

もう一つ、今でも必ず持っている本としては
ロバート・ハリスさんのワイルドサイドを歩け。

これらの本の中には、好きな言葉がたくさんあって、いろいろな気持ちの時に読むといつも違った刺激があって面白いです。

持っていった本を遠征期間中もずっと読んでいるので、続編がある本の場合は、今のようにアマゾンなども存在しない時代でしたので続きが気になって仕方ない状態でした。

最近はインターネットもあるし、Kindleで好きな本も読めるので、入手には困らなくなりましたが、やっぱり本は紙の手触りがないといまいち物足りないです。

さて生活のことを書いていきますと、やはり恋しくなるのは日本食です。

20代の時は、別に日本食をもっていくこともなく淡々と現地の食事を食べていましたが、今ではアパートに滞在することも多く、料理をしなければいけない状況になっています。

この6月の遠征では、このカバンの中身はほとんど調味料でした。

今は日本円が弱く現地で外食などとてもできる状況ではないので、日本から食材や調味料を持ち込んでセーブしていくしかないと考えています。

以前の拠点では、選手のアパートに転がり込んでいましたので選手がご飯を作ってくれることが多く、また料理もとても上手でしたが今は自分で選手の分も用意しなければならないとなり、世の中のお母さんを尊敬している今日この頃です。

選手が作ってくれたチャーハン、何故か俺のは特盛
選手が盛り付け出てくれたお蕎麦。何故か俺のは特盛

こんなことを考えつつ、山の天気が悪いと練習も休みになりますので、部屋でごろごろしているか携帯をいじるかと言う事でしたが、意外と盛り上がったのが日本から持ち込んだボードゲームです。

ドラえもんのドンジャラ

このドンジャラにはお世話になりました。

休みの日の楽しみといえば、人それぞれ違うと思いますが、私の楽しみといえばこれです。

大好きなパン屋に行ったり、ホテルに泊まっていれば、バーに行ってコーヒーを飲んだりして時間を過ごすのが大好きです。

こんな風にして1日を過ごしていくわけですが、海外生活で悩みになるのは1つあります。

それは洗濯です。

アパートに滞在するようになってからは、洗濯機があるので苦労することはありませんが、ホテル滞在中に洗濯を頼むと高額なこともありますので、昔はよく手洗いしていましたし、コインランドリーを探したりしていました。

こんなように、自分の好きなことや日常でのことをつらつらと書いてみましたが、特段特別なこともなく地味なことを繰り返しています。

いちど、「お前たちは4つ星ホテルにしか宿泊しないし車は良い車しかレンタルしないって話だぞ」と噂話を真に受けた人から憶測で物事を言われたことがあります。

しかしながら、そんなことは予算を切り詰めていればできる訳もないです。

あくまで私のスタイルですが、日本の日常を海外に持ち込んで、あくまでヨーロッパにいようがどこにいようが自分が過ごしやすいように滞在している、これが海外での日常生活です。

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