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投資戦略会議サマリー Vol.42:パウエル議会証言とCPIでゲームチェンジへ(2024/7/16)
7/9のパウエル議会証言においては、インフレ沈静化についての「乗り切った感」と9月利下げについての「強い意思表示」を読み取りました。7/11のCPIデータは、パウエルのスタンスを後押しするデータと受け止めています。これらがもたらすゲームチェンジについて考察します。
新しく投資を始める方へ(既に御覧の方は本編にお進み下さい)
投資にあたり必ず押さえておく最重要ポイントを、「毎週」の投資戦略会
週末チャート点検(2024/7/15)
93個のチャートを用意しました。後半に臨むにあたり、各種チャートを見ながら要点を整理して行きます。個別企業では「日立が企業価値を高める」動きを本格化している点についても触れました。必ずチェックしておくべきチャート、見ておいた方が良いチャート、興味を引くチャート、等を含んでいます。今「自分がどこにいるのか」(どんなマーケット環境におかれているのか)を押さえておく事は、投資家にとって最重要です。長期投
もっとみる6323 ローツェ 決算(2024/7/11 発表)
7/11(木)引け後、以下の通りローツェが3~5月期の決算を発表しました。同社は、半導体関連装置(搬送装置)を主に手掛けています。他には、FPD関連装置、分析装置、ライフサイエンス関連装置、それらの部品や修理などの事業も手掛けています。半導体製造装置に関する「受注動向」をチェックするために、こちらでは同社売上高の9割超を占める半導体関連装置(搬送装置)にフォーカスします。
3~5月:会社全体
9983 ファストリ 決算(2024/7/11 発表)
7/11(木)引け後、ファストリが「2024/8期の業績予想」を上方修正しました。3か月毎にやってくる「ファストリ決算(木)→ 翌日ミニ SQ」という事もあり、以下に簡単に触れておきます。
旧予想:
売上高:30300 億円 前年比+9.5%
営業利: 4500 億円
利益率: 14.9 %
純利益: 3200 億円
新予想:
売上高:30700 億円 前年比+11.0%
営
TSMC 6月売上高(2024/7/10発表)
TSMCが6月の売上高を発表しました。前年比+32.9%増加して2078億台湾㌦でした。AIサーバー向け半導体などの販売が好調だったものと見ています。スマホ向け半導体からの寄与もあったものと見ています。これで今年の4~6月の売上高は、前年比+40.1%の6735億台湾㌦となりました。また、今年の1~6月の売上高は、前年比+28.0%の1兆2661億台湾㌦となりました。
TSMC:
月次売上高(
投資戦略会議サマリー Vol.41:海外マネーのポジション点検(2024/7/9)
海外マネーのポジションを点検して行きます。外資系証券会社のうち、主なプレーヤーの日本株における先物ポジションを細かく点検していきます。加えて、海外投資家による日本株の買い越し売り越し状況も点検していきます。更に、VIX先物に対するネットショートのポジションをチェックしていきます。これらのポジション動向を踏まえ、海外マネーの今後の動きについて考察していきます。
新しく投資を始める方へ(既に御覧の
投資戦略会議サマリー Vol.40:米国の雇用環境をアップデートしておく(2024/7/8)
米国の雇用環境についてチェックして行きます。7月入りしてから出てきた「雇用に関するデータ(6月分)」を1つ1つ細かくチェックして行きます。5月以降、雇用に関するデータ(4月分のデータから)には冴えないデータが散見され始めました。コロナ以降の大きな景気回復の後、「延長」「延長」で何とか持ちこたえさせてきた景気サイクルですが、この先の大統領選までは目が離せません。雇用に対するチェックは、今後年末までき
もっとみる週末チャート点検(2024/7/7)
84個のチャートを用意しました。後半に臨むにあたり、各種チャートを見ながら要点を整理して行きます。海外マネーが日本株をどのくらい保有しているのかのデータが出ましたし、企業が企業価値を高めるアクションを徐々に増やしている点についてもふれました。必ずチェックしておくべきチャート、見ておいた方が良いチャート、興味を引くチャート、等を含んでいます。今「自分がどこにいるのか」(どんなマーケット環境におかれて
もっとみる工作機械受注アップデート(5月確報値、2024/7/2発表)
工作機械受注データ5月分の確報値をアップデートします。5月の工作機械受注の総額は、前年比で4.2%の増加となりました。海外からの受注が前年比で9.8%増加した事が大きく寄与しました。受注総額の前年比%マイナスは、4月までの16か月連続で終了となりました。海外の製造業の動向を踏まえ、工作機械受注の動向から読み取れるポイントについて考察しています。
投資にあたり必ず押さえておく最重要ポイントを、「
投資戦略会議サマリー Vol.39:海外マネーのポジション点検(2024/7/3)
今年後半戦の帰趨を決める非常に「濃い2週間」である7月上旬を迎えるにあたり、海外マネーのポジションを点検して行きます。外資系証券会社のうち、主なプレーヤーの日本株における先物ポジションを細かく点検していきます。加えて、海外投資家による日本株の買い越し売り越し状況も点検していきます。更に、VIX先物に対するネットショートのポジションをチェックしていきます。これらのポジション動向を踏まえ、海外マネーの
もっとみる投資戦略会議サマリー Vol.38:PCEデフレータについてレビューし、2024年後半戦の展開とこれからの投資スタンスについて考察します(2024/7/2)
7月上旬の2週間には多くの重要データ公表(イベント含む)が予定されており、今年後半戦の帰趨を決める非常に「濃い2週間」であると位置づけています。ISM製造業、JOLTS求人件数、欧州HICP、ADP雇用統計、ISMサービス、FOMC議事要旨、ECB議事要旨、イギリス議会選挙、米国雇用統計、フランス選挙、米国CPI、米国PPI、等があります。雇用環境とインフレ動向に関して、足元でこれまでになく注目度
もっとみる週末チャート点検(2024/6/30)
81個のチャートを用意しました。2024年の前半が終了しました。お疲れ様でした。後半は政治的要素が強くなりそうな点を含め、前半に見られた「マーケットの凪」は余り期待できないのではと見ています。後半に臨むにあたり、各種チャートを見ながら要点を整理して行きます。必ずチェックしておくべきチャート、見ておいた方が良いチャート、興味を引くチャート、等を含んでいます。今「自分がどこにいるのか」(どんなマーケッ
もっとみるマイクロン 決算(2024/6/26 発表)
3~5月の売上高は、前年比+81.5%増加の6811百万㌦でした。粗利は1832百万㌦で、粗利率は26.9%でした。営業利益は719百万㌦で、営業利益率は10.6%でした。6~8月の会社ガイダンスは、以下の通りです。売上高は、前年比+89.5%増加の7600百万㌦の予想です。粗利予想はGAAPベースで2546百万㌦、粗利率で33.5%としてきました。営業利益はGAAPベースで1350百万㌦、営業利
もっとみる投資戦略会議サマリー Vol.37:海外マネーのポジション点検(2024/6/25)
四半期の最終週、半期の最終週、政治の季節入り、等を迎えるにあたり、海外マネーのポジションを点検して行きます。外資系証券会社のうち、主なプレーヤーの日本株における先物ポジションを細かく点検していきます。加えて、海外投資家による日本株の買い越し売り越し状況も点検していきます。更に、VIX先物に対するネットショートのポジションをチェックしていきます。これらのポジション動向を踏まえ、海外マネーの今後の動き
もっとみる投資戦略会議サマリー Vol.36:日本は為替「監視国リスト」入り、160円/㌦再トライを前に日銀はどうするのか(2024/6/24)
6/20に、米国の財務省は半期に一度公表する「外国為替報告書」において、日本を「監視リスト」に加えました。「監視リスト」入りは以下の3条件、①大きな経常黒字(GDP比で3%以上)、②大幅な対米貿易黒字(GDP比で2%以上)、③大規模な為替介入(GDP比で2%超の為替介入を8か月間以上継続的に実施)、のうち2つを満たした場合です。日本は今回、①と②の2つが該当しました。ドル円は160円に再チャレンジ
もっとみる週末チャート点検(2024/6/23)
83個のチャートを用意しました。今回は、政治をより強く意識する時期到来(6/27には米大統領選挙に向けたディベート、6/30にはフランス総選挙の第1回投票、7/4にはイギリス議会選挙)に因んで、債務や債券に絡むデータを多く盛り込んでいます。そしていつもの事ですが、必ずチェックしておくべきチャート、見ておいた方が良いチャート、興味を引くチャート、等を含んでいます。今「自分がどこにいるのか」(どんなマ
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