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過去の記事で書いたのですが、2020年の上半期に目標にしている目に見える形の学習結果というところでは、LinuC レベル1 Version10.0 認定でした。最低限 101試験は合格しようと考えていてそれは達成できたので、振り返りをしたいと思います。
これから取得を考えている、特に初学者や駆け出しエンジニアの方には参考になると思います。

難易度についての感想

ある一定ラインを超えるまではとてつもなく高い山に登るイメージ、その一定ラインを超えると「イケるかも?」と思えてくる。
初学者の方や私のように Linux を最低限使える気になっていた人は注意です。

「 結構むずかしいですよ 、舐めないほうが良いです」

そんなこともあり、うれしかったので初めてnoteでつぶやいてみました(笑)

合格への最貢献ツール

学習ツールではないですが(笑)、こいつを表彰したいと思います。テレビ番組で紹介されたこともあって結構品薄の人気商品のため、実際に手元に届くまで 2、3 か月かかりました。
工事不要のため設置場所の選択肢が多い、これがウリです。

我が家のように以前から食洗器を買っても設置場所がないと嘆いている方には大変オススメです。ちなみに我が家では軽い DIY も取り入れベストポジションに設置しています。

これが私の学習時間確保に大きく貢献してくれました。一日あたり1時間程度はその他のことをする時間を生み出してくれました。
試験に受かるために出来ることって結局、学習時間の確保と効率的な学習の二つだけなんですよね。当たり前の話ですが、合格可能なレベルに受験日までに達すれば合格なわけで。

前述した挑戦日記プロローグでも書いているのですが、そのレベルに達するための時間を割くことが勝負なわけです。当初の想定通り、案の定会社でも家庭でも見事に時間がなかったです(泣

4月、5月の緊急事態宣言の自粛期間があったんじゃないかって思われるかもしれませんが、見事に家に引きこもって毎日夜中まで仕事していました (´;ω;`) 全然勉強できなかったです。テレワークは長時間労働になりやすいというデータもありますが、正にそれです。

私の家事分担の一つが皿洗いなのですが、この食洗器が 4月の時点であれば102 試験まで到達できただろうなと考えると悲しいところではあります。
そして皿洗いってスキルも知識も何も得られるものがない作業です。むなしい。。

学習ツール

定番ですが、書籍Web実機です。

書籍については、こちらのあずき本は少なくとも目を通すべきだと思います。初学者の方はとくに。

ただ、初学者の方や Linux に馴染みが薄い方はこちらを先に読むか並行して学習するのが効率が良いと思います。図解などで分かりやすく解説してくれていますし、字も大きく表現もやさしいので馴染みがないと難しい概念も頭に入ってきやすいです。

最後の仕上げか、学習の中盤からは定番ですがこちらのサイトを利用するのがおススメです。本試験の場合無料です。私はすべてを銀にして臨みましたが、これで大きく合格ラインを上回って合格しています。
冒頭で書いたある一定ラインがここです。ここを超えると余裕が生まれます。

一応こちらも購入しちょいちょいつまみ食いしました。ただ、先に紹介した書籍よりかは味気なく初学者の方には多少つらいかもしれません。逆にある一定知識を持っている人だったら、これ一冊で大丈夫な気はします。あずき本よりコマンドの結果など細かな内容が書かれているので。

Linux 学習環境

資格を取ることを目的にしてはならない、そして実際にコマンドを打つなどしてみないとやはり頭に入ってこないものです。前述したあずき本や合格教本には、学習用の Linux 仮想マシンが付属しています。これは活用した方が良いと思います。
ここでは、それ以外に意外に役に立つ環境をいくつか紹介しようと思います。

Docker

これはそもそも試験範囲であることに加えて、Debian 系と RedHat 系のパッケージ管理のやり方を学ぶのに便利です。つまり、例えば Ubuntu のイメージと CentOS のイメージでそれぞれコンテナを作ってしまえば、dpkg/apt と rpm/yum のコマンドを試すことができます。そして、汚くなったらそのコンテナは削除してしまえば Linux 環境が全く汚れません。

さらに、Docker Machine を使うとコマンドを使って Docker Engine がインストールされた Linux を簡単に作成することができます。私はドライバをAWS EC2 インスタンスとして利用していました。ここで作成した Linux にSSHログインも可能なため、学習用マシンも手に入ります。そしてこのインスタンスは不要になればコマンド一発で削除できます。コンテナではない仮想マシンなのでパーティションを切ったり、ファイルシステムを作成したりなどハチャメチャ出来ます。必要な時だけ作れば良いので、料金の無駄も省けます。本来の使い方ではないですが、裏技的にかなりオススメです。

Git ( Git Bash )

過去の記事でも紹介した Git も、業務 PC が Windows の方にはかなり使えます。Git Bash という、コマンドラインのコンソールが使えるようになり、cd、ls、cat といった Bash の超基本コマンドからテキストファイルをイジる系のコマンドは大体使えます。vi エディタもついてきます。
これで業務中にコマンドの練習をしたり、業務中のメモなどをあえて vi で作成すると定着度が爆上がりします。オススメです

ちなみに、vi ( Vim ) に関して言うと過去の記事でも紹介していますが、Windows にインストールすることもできますので、これを使う方法もあります。

クラウド

AWSAzureGCP などのパブリッククラウドの IaaS を使えば、使い捨てのLinux 環境が Debian 系でも RedHat 系でも作り放題です。学習用に使用するだけなら個人で使っても料金はたかが知れているので、超おススメです。
しいて言えば、インストール操作は学べないのでそこはオンプレミス環境でやるしかないです。
ちなみに、前述の Docker Machine の件でもそうですが、AWS を活用しました。

しくじり部分

Ping-t への着手の遅れです。私は試験日の 1週間前からはじめました。3週間前からはじめていれば、もっと余裕をもった合格と 102試験の勉強にも手が付けられたかもしれません。
効率性を求めるなら早めに Ping-t を開始し、試験対策をしながら理解を定着させていくことをおススメします。

合格までの必要期間の目安

あくまで自分の感覚にはなりますが、

超初心者の場合

本気モードの勉強期間 2か月、もう少し緩くやるなら 3か月

ちょっとかじっていたり、経験の浅いエンジニアの場合

本気モードの勉強期間 1か月、もう少し緩くやるなら 2か月

現役エンジニア(幅は広いですがざっくりまとめます)の場合

本気モードの勉強期間 1~2週間、もう少し緩くやるなら 1か月

と感じました。
ちなみに、単純に資格を取得するということだけを目的にするのであれば、Ping-t だけを幻覚が見えるまでひたすらにやりこめばもっと短くできると思います。ただ、精神的にきついし今後に活きないのでおススメしません。現役エンジニアの方で会社の都合上どうしてもと、せっぱ詰まっている状況だけですね、これがアリなのは。

最後に

102 試験について

今回はどうしても手が回らなかったので、下半期に( 2021年 3月末までには)必ず合格しレベル1認定を取得するつもりです。AWS 資格のアソシエイト 3冠も目指しているので(現在 SAA のみ保有)、なるべく年内に取得してそっちに力を注ぎたいものです。

学習アウトプットについて

学習の上流工程部分ですが、マガジンとしてまとめています。特に会社員の方は、暇(無駄)な会議の合間や業務の隙間時間などに良かったら参考にしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。


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