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第九十五景

ケツが痛い。どちらかというと、ケツの左半分が痛い。ちなみに右の方はそれほど痛くない。長時間座りっぱなしだったのが原因だと思う。今日は8時間くらい運転した。要は山に行ったのだ。山に登ったあとに、家を通り過ぎて、酒屋にビールを買いに行ったってこともある。山に登っている時間が2時間くらいなので、4倍の時間を運転に費やしていることになる。この事実を知った時、頭がおかしいんじゃないかと思った。ケツも痛くなる訳だ。

先週に比べると睡眠時間を多くとったおかげか、睡魔に襲われることは無かった。極力、サービスエリアやお店に寄らないようにしているので、本当に運転しっぱなしになっている。誰かに運転してもらいたい。早く安心して、ふらっと気になったところに寄りたいものだ。

長時間運転していると、運転することに飽きてくるので、今日は自分を端的に表すとどうなるかを考えつつ運転した。

他人と同じことをするのが嫌いで、かといって目立ちたくもないし、反対意見でも合理的で納得できれば受け入れられる。それと自分が心を許したと思っている人からの拒絶に滅法弱い。

世間で流行っているものは知っているが知っているだけで、その流行には乗らない。なんだか、みんなが知っているものを聴いたり見たりすることに価値を感じない。天気の子も鬼滅の刃も半沢直樹も、あの星野源とガッキーが出ているドラマも観ていない。世間の話題についていけないことがほとんどだ。鬼滅の漫画は読んだ。読めば面白いということは分かるけど、流行れば流行るほど興味を削がれてしまう。なぜなんだろう。

他人については、基本的には来るもの拒まないタイプだと思っていたけど、実際は相手の言動や行動を見て制約していることが多い。むしろ制約しかしていないのかもしれない。嫌いな人は視界の中にも入れたくない。めちゃくちゃ制約しているではないか。そんな自分だからこそ、心を許そうと思える人が少ない。そして少ないからこそ一回でも心を許すリミッターが外れてしまうと全力で心を許してしまう。心を許した人とはずっと仲良くいたいと思う。だけど、異性関係で付き合うという誓約を始めてしまうと、いつか終わりが来る。付き合ってしまって、別れてしまうと友達には戻らない。戻ったのは初恋の人と元ツレくらいだろう。あとは音信不通だ。

こんなことを考えて、文章を書いていたら、またケツが痛くなってきた。久しぶりにマッサージにでも行ってみようか。

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