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なんかいことば「生齧り」

なま かじり[0]【生▼齧り】
(名)スル
ちょっとばかり聞きかじっていること。知識がなまはんかで、本質を十分に理解していないこと。

松村明 編:『大辞林 4.0』,(三省堂,2019).

私はよくリンゴを丸かじりするが,生かじりは,青果を生でかじるという意味ではない.

「生」は,十分でない,いいかげんな,未熟なものであることを表す接頭辞だ.
生返事や生あくびと同じ用法である.

「齧る」は,かたいものの一部を少しずつ歯でかんで削り取るという意味から派生して,ある分野の勉強を始めてすぐにやめてしまう意でも用いられる.

したがって生かじりは,表面的に少し知っているだけで,十分に本質を理解してないこと意味する.

ところで,リンゴなどを皮ごと丸かじりするさい,農薬の心配がある場合は,重曹を水に溶かしてスポンジなどで洗うとよい.

野菜や果物は,皮のあたりに栄養が豊富だといわれている.
じつは,たいていの果物が皮ごと食べられる.
スムージーにしてしまえば,かたさも味も気にならないのでオススメだ.


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