記事一覧
平野啓一郎の文の研究2
高度な隠喩表現と精緻な人物描写に圧倒され続け、行きついた先で私たち(読者)は救われる難文の多い「日蝕」と「一月物語」の読了経験に、私は自信と関心を持ち、この長編2冊を意気込んで読み進める。
途中、作者の「情緒に満ちたメッセージ」や「ブンジン主義的技法」を、どの程度、正確に解釈できているのか、不安になりながら慎重に読み進めることになる。(特に、隠喩表現≒メタファーは、作者の意図と齟齬がないよう
平野啓一郎の文の研究
圧倒的な知識量と難文が醸し出す、純文学的SF小説の金字塔若干23歳が奇跡的に会得した深淵な情緒性
純粋無垢な文学に対するパッション(偉大な文豪達に対する壮大なオマージュ)
「人間の不完全性」を深く理解し、メタファー(隠喩)により解像度を高めた表現力
難文を表現の中に完全に包摂しきれる技術力
聡明な頭脳がアウトプットする圧倒的な知識量
(もしかして本人すら意図していないであろうwwwww)
赤塚不二夫の絵の研究
全てが完璧に計算され尽くされている描写力(手の表情)
描写力(顔の表情)
描写力(汗・涙の表現)
描写力(驚き・怒りの表現)
描写力(発見・気付きの表現)
実は、1頁ごとに起承転結になっている
高度なブラックユーモア(「美徳・道徳観」と「自由・破天荒」とのギャップ・面白さ)
ブンジン化のうまさ(医者と看護師の関係性、ハタボーとネコと看護師の関係性)
メタファー=隠喩の使い方(現実社