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【2020読書】No.100『国家と記録 政府はなぜ公文書を隠すのか?』

本日もお読みいただきありがとうございます。
昨年は、305冊の本を読みました、五木田穣(ごきたゆたか)です。

過去5年間で1015冊の本を読み、その記録はFacebookの方にしてきましたが、今年から、更新の仕方を変えつつ、こちらに記録をアップしております。

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2020年3月26日。2020年86日目。

2020年100冊目の読書は、
『国家と記録 政府はなぜ公文書を隠すのか?』
でした。

※なお、この投稿は、本の内容を要約する趣旨のものではございません。

あくまで個人的な感想をベースとしており、その心は、
本は自分で読んでこそ、自分の血となり肉となると考えるからです。

そこは、「知識」と「知恵」の違いであり、
「知識」を「見識」に高めるためには、
あくまで自分の知識と経験を高める必要があると考える
からです。

この記事が、何かのきっかけになれば幸いです。

読もうと思った理由

今まさに、再びスポットに当たっている森友問題。

この本の帯にもありますが、「ダメなものはダメ」

興味関心を持つ流れで、こちらも読みました。

関連書籍は、下部の「組み合わせて読むと良い本」でご紹介しています。

読んだ感想

公文書等の管理に関する法律(公文書管理法)による

「行政文書」の定義は、

①行政機関の職員が職務上作成・取得したもの
②その機関の職員が組織的に用いているもの
③その機関が現在も保有しているもの

3つを満たすものとされています。

なぜ公文書はきちんと管理されなければならないのか?

公文書は、公務員が職務遂行の必要から作成するものであり、
公務員が出す処分や指令などは、文書によって行わなければならない。
(文書主義)

黒川検事長の定年延長に関して、口頭決裁したとか言ってますが、
文書主義の無視ですよね。ありえない。

官僚、国会議員は、「全体の奉仕者」である以上、
国民に対して説明責任を有する

その説明責任を果たすために、
文書はきちんと作成され、管理される必要がある。

説明責任を果たすためには、
政策決定の「プロセスを明示する」ことが必要なはず。

口頭ではいくらでもごまかすことは可能。
あくまで証拠を挙げて、説明しなければ責任を果たしたことにはならない。

プロセスが可視化されることによって、
市民が政策について議論したり、検証したりすることが可能になる。

首相や大臣の地位は
「政治家個人に預けられているのであって、個人のものではない。

その地位において何をしたのかは、
地位を私物化されないためにも記録に残されていなければならない。

公文書は、あくまでも「国民のもの」であり、
公文書は「現在」だけでなく「将来」の国民の説明責任を果たすために
作成、管理される必要がある。

公文書改竄は、民主主義の根幹を揺るがす大問題です。

色々みてきて思うのは、
我々一人一人のリテラシーを高めていくことが一番大事かなと思います。

問題を問題と認識できなければ、問題になりませんからね。

こんな方にオススメです!

・今の政府がおかしいと思う方
・おかしいものはおかしいと思う方
・ダメなものはダメと思う方
・興味を持った方

組み合わせて読むと良い本。

今までに読んできた中で、合わせて読んでみてほしい本をご紹介します。

興味を持ったものがあれば、ぜひ読んでみてください。

合わせて読んで欲しい過去記事

こちらもぜひ。


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