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【2020読書】No.54 『詩集 念ずれば花ひらく / 坂村真民』

本日もお読みいただきありがとうございます。
昨年は、305冊の本を読みました、五木田穣(ごきたゆたか)です。

過去5年間で1015冊の本を読み、その記録はFacebookの方にしてきましたが、今年から、更新の仕方を変えつつ、こちらに記録をアップしていこうと思います。

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2020年2月25日。2020年56日目。

2020年54冊目の読書は、
『詩集 念ずれば花ひらく / 坂村真民』
でした。

※なお、この投稿は、本の内容を要約する趣旨のものではございません。

あくまで個人的な感想をベースとしており、その心は、
本は自分で読んでこそ、自分の血となり肉となると考えるからです。

そこは、「知識」と「知恵」の違いであり、
「知識」を「見識」に高めるためには、
あくまで自分の知識と経験を高める必要があると考える
からです。

この記事が、何かのきっかけになれば幸いです。

読もうと思った理由

詩人、坂村真民さん。

仏教的価値観に基づく「人間としていかに生きるか」をテーマに詩を数多く残されています。(皇學館を卒業されているそうなので、神道的な価値観もそこにはあるでしょう)

ご本人もよく参禅されていたそうです。

月刊致知や致知出版社の本を通じて知り、興味を持っており、いつか詩集を買おうと思っておりましたが、このタイミングで購入に至りました。

読んだ感想

感想というか、いくつか詩をご紹介しましょう。

本気
本気になると
世界が変わってくる
自分が変わってくる

変わってこなかったら
まだ本気になってない証拠だ

本気な恋
本気な仕事

ああ
人間一度

こいつを
つかまんことには

大切なのは
かつてでもなく
これからでもない
一呼吸
一呼吸の
今である
一本の道を
木や草と人間と
どこが違うだろうか
みんな同じなのだ
いっしょうけんめいに
生きようとしているのを見ると
ときには彼等が
人間よりも偉いとさえ思われる
かれらはときがくれば
花を咲かせ
実をみのらせ
じぶんを完成させる
それにくらべて人間は
何一つしないで終わるものもいる
木に学べ
草に習えと
わたしはじぶんに言いきかせ
今日も一本の道を歩いて行く
こちらから
こちらからあたまをさげる
こちらからあいさつをする
こちらから手を合わせる
こちらから詫びる
こちらから声をかける
すべてこちらからすれば
争いもなく
なごやかにゆく
こちらからおーいと呼べば
あちらからおーいとこたえ
あかん坊が泣けば
お母さんがとんでくる
すべて自然も人間も
そうできているのだ
仏さまへも
こちらから近づいてゆこう
どんなにか喜ばれることだろう
闇と苦
闇があるから
光がある

苦があるから
楽がある

闇を生かせ
苦を生かせ

こんな方にオススメです!

・詩が好きな方
・禅が好きな方
・仏教的世界観が好きな方
・悩みや苦しみがある方
・癒されたい方

合わせて読んでみて欲しい本10冊。

今回、この3冊を購入し、拝読させていただきました。

また、過去には、この2冊を拝読しております。

また、鎌倉にある臨済宗円覚寺派管長横田南嶺さんの著書には、
坂村真民さんの詩が数多く引用されております。こちらもオススメです。


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