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「キングダム」ペ・ドゥナ映画にハズレ無しって本当?


「キングダム」違い!?

今日は、Netflixドラマ「キングダム」season1,2(2019年製作)です。
日本のマンガ原作の「キングダム」韓国リメイク版だと思っていたので、
ペ・ドゥナどの役かな?とのん気に考えていたら「ゾンビ映画」だった。

これにはテンションが下がりました(笑)
怖いのは本当に苦手で、ゾンビ映画は見たことがない。
「一人ペ・ドゥナ祭り」は何度もくじけそうになります。

頑張って見てみたら、物語がしっかり作られておりseason2の最後まで楽しめた作品でした。むしろ続きが気になってほぼ一気に見てしまったほど。
「私、これでゾンビ克服?」

時代劇らしくない女性達

監督は、「トンネル-闇に鎖された男」のキム・ソンフンという方で、脚本はキム・ウニという女性の脚本家です。ペ・ドゥナ初の時代劇。私も韓国の時代劇を初めて見たので、本当に新鮮で面白かった。

ソビ(ペ・ドゥナ)は、優しく賢い女医(看護師)さんで研究者としての職業意識?がある。またしても恋愛要素が無し。
女性として守ってもらうより、専門職として常に誰かを守っている。
学究肌過ぎて固い人。ちょっと珍しいですよね。時代劇だからか?
ほかの人と違う自分なりの戦い方、単独路線でゾンビと戦うところが面白いと思いました。

このドラマに出てくる女性は少ないですが、時代劇なのにどの人も既成概念の女っぽくないところは、女性脚本家ならではでしょうか?
見ていて清々しいです。

職業意識の高い、賢い、信念の人といえば、時代は全く違いますが「秘密の森」のヨジンと似ています。ペ・ドゥナ30代後半は、こうゆう信念ある女性の役が多いです。意識的に選んでいるのかと思います。
逆に右脳で生きる系、恋愛系の女性といえば最近は「最高の離婚」のフィルぐらいですかね~(時々、お得意の2,5枚目の役も入れてくれて楽しいです)

ゾンビが主役

怖いはずのゾンビに目が奪われました(笑)一人ひとり違うんです。
ゾンビが大勢すぎて圧倒される
走るのが早すぎる、走る距離も長すぎる(毎日フルマラソン?)
全身に施されたメイクがすごい
そして演技が本気(仰向けで悶えながら立ちあがったりする、ひー)
ゾンビ集団に2か月も演技指導したそうです~さすが予算がハンパない。

みんな帽子好きなの?

主人公、世子役のチェ・ジフンも魅了されました。
最初はいかにも育ちの良い王子様だったのが、ゾンビとの戦いや世襲争いで鍛えられて、season2の最後には本当に強く成長し、カッコよかった。
思わずペ・ドゥナを忘れてしまったほどです!(笑)

そして、みんな違ってみんなおしゃれな男性陣の「帽子」。昔の身分の高い人はこんな素敵な帽子かぶってたの?と何度も巻き戻して見てしまいました。しかも、ゾンビとの激しい戦い中もちゃんとかぶっているし、人前で脱いだりしない。キチンとした立ち居振る舞いはさすが王族。ご立派でした(笑)

ダ、ダニ?

すっかり「ゾンビ慣れ」した私ですが、あるワンシーンが怖くて震え上がりました。始まってすぐの、まだゾンビが出てこないころなので、ネタバレにならないと思って書きます。

ソビの働く診療所に大八車(思わずでたこの単語!ある世代以上にしかわからない?w)で運ばれてきた棺を、みんなで取り囲んで「なんだ?なんだ?」とこわごわ蓋を開けるのです。

中を見た瞬間、それぞれが「アッ」と叫び、のけぞり、驚愕する。
特にソビが驚きで息をのむリアクション、なんちゅう怖さよ!
ソビが小さく叫びます。「ダ、ダニ…」

ぎゃー!もう私は怖くて思わず一時停止。
速攻、アトピー性皮膚炎の塗り薬を探しました。
あの棺にどんだけ大量のダニがいたというの・・・???
想像するダニ、痒い、涙目!

で、恐る恐る再生ボタンを押すと、その棺に入っていたのは疫病で亡くなったダニという名の知人だった、というオチでした。
ダニの大量発生じゃなくて本当によかったよ~ゾンビよりダニ怖い。
もう、まったく!

そんなこんなで「一人ペ・ドゥナ祭り」は大変ながらも楽しく進んでおります。


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