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【ビジネスマン必見】だからスラダン三井は帰って来れた。

読み終わると、「だから三井は帰って来れたのか!」と言いたくなるはずだ。

今回は、会社から去った人に対して悪く言ってしまうトップがもたらす組織への影響について。

会社でも部活でも、社長や部長など組織のトップが去った人を悪く言うシーンに直面したことはあるだろうか。僕はそれに何度も直面してきた。

経験がある人も無い人も、去った人を悪く言うのは良く無いこと!とわかると思うが、具体的に会社にどのような影響があるのかを、スラダン三井の復活と僕の経験を元に書いていく。

一度バスケ部から離れ不良をしていたスラダンの三井寿。

彼はなぜ帰って来れたのだろうか。2年間も離れていたチームに戻るのは簡単ではないはず。三井復活が実現できたのは、安西先生・赤木キャプテン・木暮副キャップの3人が、これから書く組織への3つの影響を把握していたからかもしれない。

さっそく、「トップが去った人に対して悪く言った時に組織に及ぼす具体的な影響」を3つ自分なりに書き出してみた。

1つ目、誰もその会社で働きたいと思わない

去った人を悪く言うトップを見た時に、残っているメンバーは「自分たちが会社を辞める時もこんな感じで言われるんだな」と理解する。

「辞める事は悪い事ではない」と普段から口に出しているトップだとなおさら不信感にもつながる。

社員のロイヤリティも下がるため、誰も得をしないことをトップは理解しておこう。

2つ目、去った人を悪く言う文化醸成

トップを尊敬している幹部は同じように去った人を批判し始める可能性もある。またその幹部を尊敬する部下達が順番に真似をしていき、必要のない文化を醸成してしまうという事はあり得る話。

悪い文化が会社の利益に繋がるとは思えないので、自分の行動を常に見直すべきだ。

3つ目、さらに人が辞め、採用も難しくなる

最近は求人広告などを使わずに自社にいる社員から紹介で入社するリファラル採用などがあるが、倫理観のないトップの元で大切な友人や家族を働かせたいとは思わないだろう。むしろその社員達ですら独立や転職を考えていてもおかしくない。

確かに組織が拡大していくと人が辞めていき、それを「新陳代謝」と言って「優秀な人は残り、会社の成長について来れない人は去る」なんて事は現実ある。

ただそれはトップ自らが模範となる人である場合であって、そうでない場合は単純にその倫理観のないトップが作る組織にいたくないから辞めていくのがほとんどだ。これで優秀な人が去っていくのを今まで見てきた。

それに気づかず去る人を悪く言って「新陳代謝」と自分を正当化していないか、組織のトップや中心人物は常に問うべきだ。

湘北高校の3人はきっとこんな空気を醸成する事なく、むしろ「いつでも戻って来いよ」と三井に対して心では言っていたんだと思う。

倫理観②

引用元: スラムダンク新装再編版 6巻

不良姿で体育館に現れた三井に対して、気持ちをぶつける木暮。普段は常に冷静な頼れる男がここまで怒り、感情的になるシーンは他にない。きっと三井と一緒にバスケをして全国制覇がしたかったんだ。

一度組織から離れて戻ってきた人は以前よりロイヤリティが高くなり、誰よりも組織に恩返しをするという傾向がある。

実際に復活した三井は決勝リーグをかけた試合でこんなことを言っている。

倫理観①

引用元: スラムダンク新装再編版 8巻

写っているのは迷惑をかけてきた赤木や木暮、そして今戦っている仲間だ。三井は迷惑をかけたのにチームに入れてくれたみんなに対して、特別な思いがある。

自分が絶対に湘北を全国に行かせてやるという気概を誰よりも持ち続けていたのかもしれない。

安西先生達が「三井ふざけんなよ急に辞めやがって!」とかなんとか言っていたらきっと三井はここに戻って来れていなかったし、湘北バスケ部がここまで勝ち進めていないのは確かだ。

トップである人、チームをまとめる人こそ今回の影響を理解し、倫理観を持って行動すれば必要のない組織崩壊は防げると思う。

せっかく出会った最強の仲間を、つまらないことで失い続けないように。

湘北高校に入って良かった涙(入ってないけど)。なんだろうな、やっぱり俺たちの青春ド真ん中。

明日も明後日も、日本の最強の漫画達で組織を強く元気に!

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