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先日、貴重なご意見を承りました

 つい先日に起こった話です。
 私の携帯電話(五感ものづくり工房として公に出している番号です)に初めての方からの着信がありました。
 声のトーンから、私よりも年上(私は今年55歳になりました)の男性の方からの電話でした。
 話の内容を要約すると、次のような内容でした。


五感ものづくり工房





 老男)お宅(五感ものづくり工房)のHPをたまたま見て電話した者だが、自分は50年ほど前にお宅(五感ものづくり工房)の近くの**大学に通っていたのだが、お宅(五感ものづくり工房)はどういった仕事をしているのか?
 私)お電話いただきありがとうございます。当工房は、イグサを使って和ろうそくの芯を作ったり、櫨蝋を使ったキャンドル作りをしています。
 とテンプレートの回答をしました。
 老男)近くに寺があったと思うが今もあるのか?
 私)**寺ですね。今もありますよ。また、**大学は今学部を増設して大きくなりましたよね。
 老男)**大学には付属の高校があったよね。○○さんとか△△さんとかが居たと思うけど、と有名人の名前を挙げて、直接的な関わりはないけど付属の高校ということで間接的な関わりはあると思うと、少し自慢げに話されました。
 私)○○さんとか△△さんとは、私が東京でベンチャー企業に勤めていた頃、よく私の会社に遊びに来ていましたよと伝えると、驚いた様子で○○さんとか△△さんとはどんな関係なんですか?と質問されたので、いやいやたまたま私が社長室という部署に勤めていたベンチャー企業に、○○さんとか△△さんがアポなしに訪問されその時に二三会話したことがあるというだけで、私と○○さんとか△△さんが親密な関係があったということではないですよと弁明しました。
 老男)50年も前の話で申し訳ないが、お宅(五感ものづくり工房)はいくつなのか?
 私)おかげさまで今年の5月で55になりました。
 老男)それじゃ私と20歳以上離れているね。
 私)そうなんですか?お声だけだとそんなに・・・。
 その後会話は続かず、その後電話は切れてしまいました。

 しかしながらこの電話対応は、私に大いなる気付きを与えてくれることとなりました。

 それは、
 ①私(五感ものづくり工房)が知らない時代の歴史を教えてくれたこと。

 ②地元の話題は、私だけが思っていることではなかったこと。
 
 ③多かれ少なかれ、地元愛にあふれる方が存在するということ。


 ④自身が良かれと思う活動には、何かしら賛同してくれる人必ず居るということ。

 ⑤活動を信じて続けていくことが、一番の信頼を得ることができること。

 今回の電話は、受けた時は何なの?と不思議な感覚に包まれましたが、今となって思うことは、最大限の応援をしてくれていたんだ!
 そんな風に感じることができました。

 普段の私ならば、知らない電話にはいったん出ないことにしています。
 でも、たまたま取ろうかなと思って取った電話で、そのような体験ができたということは、本当に奇跡だったというしかありません。

 途中電話を切って、またかかってきて。
 それが何回か続き、結局連続して一時間程長々とお話をしました。

 その日以来、再びかかってくることはありませんでした。

 歴史を紐解く瞬間。
 わくわくした気持ちにさせて頂きました。
 本当に、ありがとうございました。
 ものすごく、勇気を頂きました。
 これからも、頑張っていける。
 そんな気付きをさせて頂いた、とある日の出来事でした。

○○寺納骨堂
○○寺と五感ものづくり工房


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