勉強のモチベーションの話。いきなり「勉強が楽しくなる」は期待しすぎ。
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勉強のモチベーションの話。いきなり「勉強が楽しくなる」は期待しすぎ。

おかきょん先生

よく言われる「勉強が楽しくなります」って本当??

おかきょん先生です。ちょっと、現実の話を本日は書こうと思います。よく塾とかスクールのCMで「勉強が楽しくなった!」といううたい文句があります。これにちょっと物申したい。

勉強が嫌いで、苦痛でどうしようもない段階に至ったお子さんが、ある塾には行って、1週間や10日で「勉強楽しい!」って本当になるんですかね?

私にはどうしてもそう思えないです。例えば1年、2年という時間をかけるならあるかもしれません。それだって個人差が大きいでしょう。本当に通えば「勉強が楽しくなる」メソッドがあるとしたら、それ自体を販売すればあっという間に億万長者です。

そもそも「勉強が楽しい」とはどういう状況か

ちょっと考えていただきたいんですが、「勉強が楽しい」とはどういう状況でしょうか。「勉強することで、知識がどんどん増えていくことがたのしい」「やればやるほどテストの点数が上がって、ゲームみたいになった」「先生の話が面白いから」こんな回答を生徒さんからもらいました。

なるほど、「できる」または「できた」という実感と「先生とのやりとりが楽しいから勉強が楽しいと感じる」かあ。どうやら2種類に分けられるようです。

「できる」または「できた」実感は一定期間勉強し続けて、形になってきた後でしか感じることができません。つまり、最多で勉強が楽しいと感じるのは、「人とのやり取りが楽しい」状況ということになります。

お子さんが「楽しい」と感じているのは、勉強そのものですか?講師さんとのやり取りですか?

講師さんとのやり取りが楽しいから勉強する、これが実は勉強に向かう最短です。「その人と過ごす時間」に価値を感じて、結果として勉強するからです。でも、これって実はすごく危ないと思います。

なぜかというと、勉強が「人」に依存してしまうからです。

「人」に依存する勉強スタイルになると、一部で問題視されている「教わらないとできない子」「教育産業に依存する子」になってしまいます。いわゆる「自分でできない子」です。

これって、すごく問題だと思います。勉強のモチベーションを人に依存してしまうと、次に何か学習するときにも「人」を求めるようになるからです。

結果として、大人になっても塾やスクールに依存するようになってしまいます。もちろん、非常に高度な内容で、専門家に教えてもらわないと身に付けることが難しい場合は別でしょう。でも、頑張れば教材を購入して自分で取り組める内容のものまで頼るようになると重症です。

じゃあ、どうするべきか

自分で勉強するためにはどうするのが良いか。結局スモールステップで「できた経験」を積み上げて、ゆっくり手を放していってあげることに尽きると思います。

私の教室ではこんな感じで進めていきます。

  1. 勉強が嫌で、全く自分では進められない状態からの脱出期:寄り添って、まずは机に向かえるように励ます。最短で効果を感じてもらえるように全力で肯定する。

  2. 第1成功体験後:基本的に脱出期と同じ対応だが、質問が発生しないと思われる課題を短時間自分でやってみるように指示出し。できたら全力でほめる。

  3. 第2成功体験後:過去の自分と今の自分を比較・言語化して、できるようになったことを理解してもらう。そのうえで、自分でできそうなことを自己申告してもらい、任せる時間を少し増やす

  4. 第3成功体験後:自分の特性理解。一人でやりやすいことと、サポートが欲しいことを分ける時期。一人でもやれることは積極的に任せていく。

  5. 第4成功体験後:どうやったらサポートが欲しいことでも自分でできるようになるか考えてもらう。そのうち1つだけチャレンジしてみる。

  6. 第5成功体験後以降:サポートが欲しいことを少しずつ、自分でできるようにやり方を探っていく。最終目標は基本的に自分で学習できるようにする。

いかがでしょうか。これを科目ごとに進めていくイメージです。

細かいですよね(笑)しかも、何度も行ったり来たりします。これ、お子さんも大変ですが、大人も大変なんです。でも、それに付き合い切ることが一番大切です。

お子さんは敏感です。自分に興味を持ってくれているか、大切に思われているかを瞬時に判断します。時には、試し行動も発生します。「自分はダメなんだ」と傷ついているお子さん程、試し行動が発生します。それに動じず、ほめ、支え、時には叱り、一緒に泣けるかがカギではないでしょうか。

ドライな関係はいらない

ちょっと時代に逆行するかもしれませんが、私は教育現場にドライな関係はいらないと思うんです。そして、完璧な人間もいらない。特に自己肯定感がダウンしてしまったお子さんに対しては、人間味のある、感情が豊かな、懐が深いサポーターが必要です。

泣いたっていいんです。大声で笑ったっていいんです。その子の気持ちに寄り添って、前に立つんじゃなくて、隣で歩けるような関係性を保てると、きっと状況は好転していきます。

いきなり「勉強が楽しくなる」のは期待のしすぎ。でも、お子さんに合った先生を見つければ、机に向かえるようになる。

おうちの方が期待しているのは、「勉強そのものを楽しめるようになる」ことだと思います。でも、これって、かなり時間がかかります。受験は待ってくれないのにです。

じゃあ、直近はどうしたらいいかというと、「お子さんに合った先生を見つける」そして、その先生に継続してみてもらう。これに尽きると思います。これで、その先生と一緒にいるときは机に向かえるようになります。

ただ、先生がいない時間は机に向かえません。だって、モチベーションを支えているのは先生なんですから。しょうがないです。週3日勉強してほしければ、週3レッスンを組み込むのが一番の近道です。毎日勉強してほしいなら、毎日レッスンを組むのが確実です。

そんなのわかってる、と言われそうです。そして、経済的に厳しいと言われるご家庭もありそうです。そうなんです。お金がかかるんです。だから、おうちの方が寄り添えるようになると本当はベストなんです。

でもね、それも忙しくて難しいというご家庭が多いですよね。わかります。例えば、少なくとも電話やLINEでコミュニケーションを取ってくれたらどうでしょうか?ベストではないにしても、完全にフリーになるより机に向かえると思いませんか?

私の教室では、週に5日。レッスンがない日でもコミュニケーションを取ります。それが一番机に向かってもらえるからです。

こういう教室が増えればいいなあ、あんまりドライにならないで、レッスン日だからとか、レッスン日じゃないからとかなしにしてくれないかなぁ。気軽にお子さんとやり取りができる関係を大切する教室が増えてくれないかなぁ。そんなことを思いながら教室運営をしています。

お子さんが机に向かえず、お困りでしたらご相談ください。同業の方で、お困りの方も大歓迎です。仲間になってくれると嬉しいです。

みんなが少しでも楽に、自分で勉強できるようになりますように!

ちなみに、私の教室は↓

https://gokakuno.com/


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おかきょん先生

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おかきょん先生
1984年生まれの牡羊座。勉強嫌いの大学受験・資格試験サポーターやってます。人生気楽に。 楽に入試も資格も合格するための考え方と道筋をつづります。 教室HP https://gokakuno.com/